ぼくが1番かっこよかったとき
街々はがらがら崩れていった
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え、なんで
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いつもの賑やかな街じゃない
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火もでてる
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こわいよ、、、
ぼくが1番かっこよかったとき
周りの人達が沢山死んだ
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しょうちゃん、りうちゃん、ないちゃん、いふくん、アニキ
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なんで、ぼくを置いて逝っちゃうの、、、
ぼくが1番かっこよかったとき
ぼくの頭はからっぽで
ぼくの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った
ぼくが1番かっこよかったとき
ぼくの国は戦争で負けた
ぼくが1番かっこよかったとき
ラジオからはジャズが流れた
ぼくは異国の甘い音楽をむさぼった
ぼくが1番かっこよかったとき
とてもふしあわせ
アンチ
なんで他メンが死んでお前が生き残るん
アンチ
お前が死ねばよかったのに
アンチ
私の推しを返せ!
お前が死ねばよかった
だから決めた
みんなのもとに逝くことに
これがみんなの望んだ結果でしょ?
ぼくが1番かっこよかったとき
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
参考 わたしが1番きれいだったとき/茨木のり子