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ボクの名前は誰も知らない 2

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ボクの名前は誰も知らない 2

1 - ボクの名前は誰も知らない 2

♥

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2018年10月17日

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朝が来た。

気付かない間に寝ちゃってたみたい。

隣を見たら、渚がボクの肩にもたれかかって寝ていた。

突然大きな影が現れた。

見上げてみると、大きな人がいる。

大きな人

ボク達、こんな所で何をしているんだい?

怖い。

どうしよう。

大きな人

ボソッ)交番に連れていくか…

え…?

「こうばん」って、警察の事だよね?

ボク達、連れていかれちゃうの?

そんなの…

ボク

嫌だよ!

大きな人

お、喋れんじゃん

大きな人

うーん、嫌だって言われてもね〜

大きな人

お母さんは?

ボク

家にいるよ

大きな人

じゃあ、家に帰ろうか

大きな人

送るよ

家に帰ったら、殺されちゃうかも…。

ボク

嫌だ!

大きな人

それも嫌か

大きな人

じゃあ、交番に連れていくよ

· · ·どうしよう。

このままだったら、警察に連れていかれちゃう。

ん、…

ボク

あ、渚…

渚が起きた。

どうしたの…?

大きな人

キミも一緒に交番に行こうか

え…?

渚がこっちを見てくる。

ボクらは目で合図して一緒にその場から逃げた。

大きな人

あ、ちょっと、待ちなさい!

ボク

絶対、逃げ切ろう

うん!

そう言ったけれど、結局大きな人の方が足が速くて、

ボクらは捕まった。

そのまま、交番に連れていかれた。

警察

キミ達、名前は?

ボク

警察

· · ·じゃあ年齢は?

ボク

警察

· · ·はぁー

警察

黙ってないで何とか言ったらどうなんだ?

絶対に言うもんか。

財布の人

あのーすみません

財布の人

さっきそこで財布拾ったんですけど〜

警察

あ、はい、今行きます

警察の人は行ってしまった。

逃げるなら今のうち。

ボク

(ボソッ)ねぇ、渚

何?

ボク

ここから逃げ出そう

うん

そしてボクらは交番から逃げ出した。

警察

あ、待ちなさい!

そのまま警察の人は追いかけてこようとした。

財布の人

え、ちょっと、お巡りさん?

財布の人

この財布、どうするんですか?

警察

あー、そうか

警察

· · ·こちらの財布、落とし物手続きさせて頂きます

どれだけ走っただろう。

はぁ、もう、疲れたよ

1回休憩しよ?

ボク

うん、そうだね

近くにあったベンチに2人で座った。

そういえばさ

私たち、もう死ぬのに

何でこんなに捕まる事嫌だったんだろう?

ボクは…

ボク

ボクは、死ぬとしたら警察の人が居る所じゃなくて

ボク

キミと一緒に幸せな気持ちで死にたいんだよ

· · ·そっか

そうだよね

どうせ、死ぬんだもん

ボク

うんうん

ねぇ、こんな所に居たら

また捕まっちゃうよ

ボク

そうだね

ボク

どうしよう

うーん…

ボク

あ!

遠くの方に、森が見えた。

ボク

あそこの森に逃げようよ

ボク

そこだったら死ぬ事を止められずに

ボク

好きな時に死ねる

あー、本当だ

そうだね、そうしよう

そこまで1時間ぐらい歩いた。

疲れた〜

ボク

1回休憩しよう

うん!

2人でじんわり湿った地面に座った。

冷たっ!

ボク

ふふっ

笑わないでよ

ボク

ごめん

ボク

これからここで暮らしていくんだね

そっかぁー

私、ここでやっていけるかな〜

ボク

まぁ、大丈夫だよ

ボク

どうしてもダメだったら死ねばいいだけだし

そっか

死ぬだけ、だもんね

ボク

あ、あそこに

太くて使えそうな木があった。

ボクはそれを掴む。

ボク

これ、使えそうじゃない?

おー!いいね!

ボク

ここで生活していくんだからさ

ボク

こういう使えそうな物集めようよ

そっか

じゃあ、探してくるね!

ボク

うん!

あ…そうだ。

ボク

待って!

え?

遠く離れた所から渚の声が聞こえる。

ボク

気を付けて!

ボク

遠くまで行かないでね!

分かった〜!

よし、ここから、

ボクらの冒険の始まりだ。

この作品はいかがでしたか?

43

コメント

1

ユーザー

冒険!すごいなこのふたり。

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