朝が来た。
気付かない間に寝ちゃってたみたい。
隣を見たら、渚がボクの肩にもたれかかって寝ていた。
突然大きな影が現れた。
見上げてみると、大きな人がいる。
大きな人
怖い。
どうしよう。
大きな人
え…?
「こうばん」って、警察の事だよね?
ボク達、連れていかれちゃうの?
そんなの…
ボク
大きな人
大きな人
大きな人
ボク
大きな人
大きな人
家に帰ったら、殺されちゃうかも…。
ボク
大きな人
大きな人
· · ·どうしよう。
このままだったら、警察に連れていかれちゃう。
渚
ボク
渚が起きた。
渚
大きな人
渚
渚がこっちを見てくる。
ボクらは目で合図して一緒にその場から逃げた。
大きな人
ボク
渚
そう言ったけれど、結局大きな人の方が足が速くて、
ボクらは捕まった。
そのまま、交番に連れていかれた。
警察
渚
ボク
警察
渚
ボク
警察
警察
絶対に言うもんか。
財布の人
財布の人
警察
警察の人は行ってしまった。
逃げるなら今のうち。
ボク
渚
ボク
渚
そしてボクらは交番から逃げ出した。
警察
そのまま警察の人は追いかけてこようとした。
財布の人
財布の人
警察
警察
どれだけ走っただろう。
渚
渚
ボク
近くにあったベンチに2人で座った。
渚
渚
渚
ボクは…
ボク
ボク
渚
渚
渚
ボク
渚
渚
ボク
ボク
渚
ボク
遠くの方に、森が見えた。
ボク
ボク
ボク
渚
渚
そこまで1時間ぐらい歩いた。
渚
ボク
渚
2人でじんわり湿った地面に座った。
渚
ボク
渚
ボク
ボク
渚
渚
ボク
ボク
渚
渚
ボク
太くて使えそうな木があった。
ボクはそれを掴む。
ボク
渚
ボク
ボク
渚
渚
ボク
あ…そうだ。
ボク
渚
遠く離れた所から渚の声が聞こえる。
ボク
ボク
渚
よし、ここから、
ボクらの冒険の始まりだ。
コメント
1件
冒険!すごいなこのふたり。