この作品はいかがでしたか?
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たとえば、夢見るときがある
転入生がやってくる。
その子は何でもできる、素敵な子。
クラスで一番、明るくて、優しくて、運動神経がよくて、しかも、頭もよくて
みんなその子と友達になりたがる
だけどその子は、たくさんいるクラスメートの中に僕がいることに気ずいて
その顔にお日様みたいな眩しく、優しい微笑みをふわーっと浮かべる。
僕に近ずき
???????
と挨拶をする
周りの子が息をのむ中、
クラスメート
と僕に目配せをする
みんなが知らないところで、僕たちはもう友達
僕に特別なことが何もなくても、
僕が運動神経が特別良くなくても
頭がよくなくても、僕に、みんなが羨ましがるような長所が、本当に、何もなくても
ただ、みんなよりそのこと知り合う機会があって、すでに仲良くなっていたという絆だけで、僕はそのこと一番の仲良しに選んでもらえる
トイレに行くときも、教室移動も、休み時間も。
だからもう、僕は一人じゃない
青井さんのグループが、そのことどれだけ
仲良くしたがっても。
その子は、
???????
と、僕の方を選んでくれる
そんな奇跡が起きたらいいと、ずっと、願ってる
そんな奇跡が起きないことは、知っている
コメント
1件
ブクマ失礼します続き楽しみです❗