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ホワイト・リリー
（私が歩くと、みんながこちらを見る。）
ホワイト・リリー
（いい子でスポーツ万能、学力トップ。自画自賛だけど、美人で、恵まれた家に生まれた、私。）
ホワイト・リリー
（でも、これは仮の姿で…）
男子生徒Ａ
おい！見ろよ！リリー様だぞ！
男子生徒Ｂ
うおお！可愛ええ！
男子生徒Ａ
確か、ホワイトカンパニーの娘？だっけ、いいよなー、勝ち組は。
男子生徒Ｂ
諦めろ。俺らとは、世界が違う。
取り巻きＡ
リリー様
取り巻きＡ
どうなされたのですか？
ホワイト・リリー
いえ
リリーはニコリと天使のような笑みを浮かべ、取り巻きに振り返る。
中休み
マリ
リリー！
ドン！
取り巻きＡ
ちょっと！リリー様に…
マリ
つぎの定期テスト、勉強してきた〜？
マリ
ってリリーは、勉強しなくてもいけるかー！
ホワイト・リリー
（みんな世界世界…私も人間だっつーの。）
ホワイト・リリー
いいえ、そんなことないわ。私だって勉強するもの。マリさんは、勉強してきたのかしら。
マリ
あったり前ジャーン！リリーなら徹夜せんでえーけどさ、うちはもう、ここが
マリははにかんだ笑顔を浮かべ、頭を指差す
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
マリ
あっチャイムなっちゃった🤭
マリ
じゃ、お昼一緒に食べよーね！
取り巻きＡ
ちょっと！マリ…だっけ、リリー様に謝りなさい！
バイバイと走ってくマリに叫ぶ取り巻きＡ。
ホワイト・リリー
はあ、ユーツー
取り巻きＢ
どうなされたのですか
ホワイト・リリー
いえ何も
そして私は今日も微笑む
ホワイト・リリー
特に
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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