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⏰<ピピピピッピピピピッ
しにがみ
朝時計の音で目が覚める
しにがみ
しにがみ
しにがみ
この世界には人間とは異なる種族「アニマル」と言うのが存在する
僕もその一人だ
アニマルには階級が存在して上から、王階級、人階級、鼠階級という順だ
階級は知能で決まる、王階級は人よりも知能高い、そして世にはなかなか生まれない、それが王階級だ
人階級は人より知能が少し高いか低いか、ほんのちょっとの差だ、そして2番目に生まれる数が少ない、人と違うことといえば周期くらい、…これくらいでは差別されない、
最後に鼠階級だ、鼠は人間からも、同じ種族からも好かれない、お互いの鼠同士は例外だけど、人間よりも知能が低く、多少のこともわからないからみたいな、理由だけどね、それでもこんな僕らを支えてくれる人やアニマルはいる
トットッ(階段を降りる音)
そしてアニマルには希少種もいる、それは五感が強化されて生まれてくることだ
それは先天症から、成長過程でなることもある、それの確認方法は、アニマルは生まれつき体のどこかに肉球のマークが出る、それで区別が可能だ
僕の場合は首の付け根あたり、そして五感が強化されたアニマルは肉球に色がつく、黄色なら聴覚、水色なら触覚、緑なら視覚、青なら嗅覚、紫なら味覚かな
味覚と触覚ってなんだ?みたいに思う人がいるかもしれない、その人に説明しておく
触覚は見なくても触っただけで目の前に何があるかとかがわかる、指先が器用だったりするかも
味覚は食べた時、何が使われているか、どこでその食材が作られたかとかわかる、後は声色を可能な限り変えられる、低い時とか高い声出す時って、高い声だと息が続きにくいでしょ?その時は息がいつもと同じように続くってとこかな
そして、アニマルはそれを自由に扱える、一時的に強めたり弱めたりとか
僕は肉球が紫、つまり味覚が強化されてる先天症だ
施設の女性職員
しにがみ
さっき言ったように、僕ら鼠にでも優しくしてくれる人はいる、この人はそのうちの一人だ
この施設は鼠が保護されてる施設、いろんな子供、学生がいる、なんでも幼い子達を放っておくとかありえないって
しにがみ
しにがみ
しにがみ
女の子
男の子
しにがみ
しにがみ
主
主
主
主
主
主