私が今を生きる理由。

はぁ、そろそろ行くか、

私はいつもどうり朝ご飯を食べずに家を出る。

ｶﾞﾁｬ

行ってきます。

ﾄｺﾄｺ

いつもと変わらない街、 海

ぁー、運悪。

いつもどうり車通りが多いところだな。

待ってる人多いな、

その中で私は、いかにも体調が悪そうな人を見つけた。

ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ

色々な人が渡っていく中で私はその体調の悪そうな女の子からずっと目が離せなかった。

ﾁｶﾁｶ

信号が点滅し始めた頃。

私は一瞬目を離した。

横断歩道に目を向けると

まだ女の子が渡っていた。

よろよろしている。

ﾌﾞｰﾝ

すごい速度で車が来る。

ﾖﾛﾖﾛ…

女の子はまだ渡り切れていない

私は咄嗟に女の子に駆け寄った。

女の子を抱えて、歩道を渡りきった。

ﾌﾞｰﾝ

危なかった。

車は何事も無かったかのように通りすぎた。

やっぱり人って理不尽だ。

ほんとに大丈夫か、？

はぁ、また学校遅れるよ。

まぁ女の子優先だし。

退学させられたらさせられたで楽だし。

行くか。