梵天を許さない、許したくない、のに＿＿

ﾄﾞﾝｯ

私はそのまま気を失った

目が覚めると車の中だった

動きにくいと思ったら、縛られていた

私は目隠しをされ口も縛られた

しばらくして

私は引きずられるままある部屋に入った

ｽﾙｯ

目隠しがとれる

そこには

ボロボロになった莉奈がいた

私は急いで莉奈のもとにかけよろうとする

が、、

きもいやつにとめられた

そして

6人の男が私と莉奈を塞ぐように立った

「今ここで2人とも死ぬか」

「瀬奈が残って莉奈を逃がすか」

忘れてた

ここは、梵天だ

記憶が蘇ってくる

私はあの時なにを約束した？

｢莉奈を助けて｣

｢生きて｣

｢逃げて｣

｢大好き｣

ママにこんなに言われて

私は、、

私は

生きたい

莉奈と

2人で乗り越えていきたい

“2人とも死ぬ”

ほんとはそれがいいよ

でもだめ、まだママ達のとこにはいけない

やるべきことがあんだよ

そうでしょ？“私”

辛かったよね、ごめんね、こんなお姉ちゃんで

だけど、ちょっと頑張ってみる

彼はハイライトのない目で言った

怖い、だけど、、

ﾊﾞﾝ!!!

銃声が響いた