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主
主
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不意に出たその言葉
本当は…本当は、
本心だったのかもしれない
でも、自分はそんなことを思ってないって
言ってないって
そう思いたくて心の中で言い訳したのだろう
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こえくんのことが好き
そんな魔法をとかれたくなくて
いや、解きたくなくて
たしかに大切なのはわかる
でも、好きとは、なにか違うような、
別の「憧れ」という気持ちを抱いていたのかもしれない
でも、その時の自分はそんな複雑なことを
考えることができなかった。
しなかった
「すき」
そんな感情を持っていると信じなければ
もう、どうにかなりそうだった
「こえくんなんて」
その言葉の先に何を言おうとしていたのか
考えるだけで寒気がする
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パチッ(目があった)
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たぶんこえくんside
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その時僕はこう思った
夢の中で暴言を吐かれても
変わらない
好き
そんなものがこの世に実在するんだな
って
でも
いじめられてることはバレちゃったから
リ○カしてることは絶対に
バレちゃいけない
バレたら幻滅されちゃう
そんなのタヒんだも同然
何とかして隠し通さないと
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主