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飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
嗚呼
つらい
俺ってなんでこんな奴なんだろう
生きているのが怖くて
居もしない恋人に縋って
はは、
最低だ、俺
不破
居ないはずの彼を呼びながら
謎の浮遊感を味わいながら
今日もエナドリを胃に流し込む
俺が
もっとしっかりしていたら
明那は居なくならなかったのだろうか
…キ
俺が
こんなに情けなくなければ
明那は今も笑えていたのだろうか
俺が
こんなに無力じゃなければ
…ニキ
明那は
明那は＿＿＿
甲斐田
不破
不破
不破
不破
加賀美
剣持
剣持
不破
不破
加賀美
甲斐田
剣持
不破
また
まただ
また迷惑かけた
俺が
俺が不甲斐ないから
俺が
頼りなかったから
もう嫌だ
自分が嫌になる
ホストはもう辞めた
明那が居なくなった原因は
そこだから
ねぇ明那
何処に居るの？
どうして何も言わずに
居なくなってしまったの？
俺
おれ
明那が居ないと
生きていけないよ
＿＿＿なんていう
うわ言を零しながら
今日もエナドリで
規定以上の睡眠薬を胃に流し込む
薬を何個飲んだかなんて
確かめる術も無かった
不破
不破
ﾋﾞｼｬ
吐くのは
もう慣れた
三枝
明那？
明那なの？
三枝
三枝
明那…
明那ぁ…ｯ！！
三枝
三枝
だって…ｯ！
三枝
…？
どしたん？
三枝
…なんか、やだ
三枝
三枝
ｯでも、
三枝
三枝
ｯちが
三枝
三枝
三枝
違う！！
違うからぁ…ｯ！！
行くからぁ…ｯ！
三枝
三枝
三枝
ｼﾞｬﾌﾞﾝ
ふわふわと
浮かんでいるような感覚
息が続かないのに
何故か
くるしくない
あー
おれ
しあわせなんだな
ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯ
三枝
三枝
マネ
三枝
三枝
マネ
マネ
マネ
三枝
三枝
三枝
三枝
マネ
マネ
ﾂｰﾂｰﾂｰ
その場へへたり込む
ふわっちが？
なんで？
俺が怒ったから？
俺がふわっちの仕事相手に
嫉妬したせいで
＿＿＿嫉妬して別居したせいで
嫌だ
やだよふわっち
俺を置いていかないで
可愛くて
でも儚くて
いつか消えてしまいそうで
俺が守るって
飯屋海岸で
まゆゆにも言った
まゆゆは悲しそうな顔をしてたけど
俺は
守れなかった
それからは何も覚えていない
ただぼーっとして
気づくと
２週間が経っていた
三枝
黛
三枝
まゆゆは何故か
笑みを浮かべていた
それが俺には
怖く見えて
怒っているのではないかと
ただ怯えた
三枝
三枝
黛
黛
黛
三枝
三枝
三枝
三枝
黛
三枝
黛
黛
黛
黛
黛
三枝
黛
黛
黛
三枝
三枝
三枝
彼の葬儀に来た親は
俺も慰めてくれた
どうして皆
俺に優しくしてくれるんだろう
黛
黛
こんなことを言う
まゆゆにも甘えさせてもらった
三枝
不破くんに幻覚を見せるまでは
上手くいったけど
俺を不破くんに見立ててくれないと
きっと明那はやってくれない
今度は
俺が耐える番だ
早く俺に依存してよ
俺を明那の色に染めてよ＿＿＿
黛
飴谷
飴谷
飴谷
飴谷
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