一覧ページ

【1章】特殊部隊ERROR

第12話 - 特殊部隊ERROR〈先祖と精神〉

2022年07月13日

#大天使ゆちゃ様

#オリジナル

#参加型

#ファンタジー

#異能力もの

ゆー。

嘘つき

なんで

信用されていない

裏切られた

信じてたのに

ずっと騙されていたのだ

なぁ、

冴木遥

っ！

冴木遥

だれだ！

お前は騙されているのではないか

冴木遥

ちがう、なにか、蛍にも理由があるはずだろ！？

本当に理由何てもの、あるのか

冴木遥

っ、あるばずだ！！

冴木遥

あいつ、あいつなら！

冴木遥

きっ、と、きっと…！

…我が子孫ながらなよっているな

冴木遥

我が、子孫？

あぁ。お前ならよくよく知るはずだ

俺の事を

冴木遥

っ！！！

フェンリル

やあ

冴木遥

な、んで、おや、じの、見た目、

フェンリル

…俺はお前の父親さ

フェンリル

…まぁ、多少性格は違うかもしれないがな

冴木遥

………

わからない

冴木遥

(……こいつが、親父なのか、それもの、違うナニカなのか)

冴木遥

(わかんねぇ、わかんねぇよ)

フェンリル

とりあえず。

フェンリル

話をするか

冴木遥

…はなし？

フェンリル

あぁ。

パチン

冴木遥

…ここは？

目の前には自分たちが住む月があり、小さい惑星の上に椅子があった

フェンリル

…とりあえず、お前は頭の中の整理をしたいんだろ

冴木遥

っ！

フェンリル

分からないことは聞け。できる限り言ってやる

フェンリル

我の事でも、…彼奴の事でもな

冴木遥

…わかった

こいつが何者なのかは分からないが、なんだか安心した

冴木遥

……

とりあえず、俺は頭の整理をするため、こいつに質問することにした

冴木遥

…お前は何者なんだ

フェンリル

…我か

フェンリル

我は神獣、そうだな、わかりやすく言えばフェンリルだろうか

冴木遥

フェンリル！？

冴木遥

なんで、月に、

フェンリル

まぁ、我は月の神の眷属だからな

神の眷属…？神は最高眷属しかいないと聞いたことがあるが…

フェンリル

いて当然なのだよ

冴木遥

………

確かに、フェンリルは月の女神の最高眷属、確かに月にいてもおかしくは無い

冴木遥

じゃあ次に、お前が俺の父親として、なんで俺を産んだ？

フェンリル

……我が藍、まぁ、お前の母親に一目惚れしたからだろうか

フェンリル

まぁ、子を残すのは生存本能って奴か？

フェンリル

まぁ、そんな感じだろう

冴木遥

………

冴木遥

じゃあ、さっき月の神の眷属って言ったが、神の眷属ってどう言うことなんだ？

フェンリル

…まぁ、まずこの世界には神がいる

フェンリル

それは知っているな？

冴木遥

あぁ

フェンリル

その中でも1番強いと言われる「六大女神」がいる

フェンリル

その属性は

フェンリル

炎
水
風
混沌
太陽
月

フェンリル

この5つだな

冴木遥

それは知っている

フェンリル

じゃあ、それらの神の最高眷属は？

冴木遥

たしか、

炎の女神の眷属の「朱雀」水の女神の眷属の「青龍」風の女神の眷属の「白虎」混沌の女神の眷属の「玄武」月の女神の眷属の「フェンリル」太陽の女神の眷属の「フェニックス」

冴木遥

だったか？

フェンリル

あぁ

ここまでは知っている。俺が扱う神獣は、フェンリルとフェニックス以外の4女神の最高眷属だからな

冴木遥

じゃあ神の眷属って具体的にどうなんだ？

フェンリル

神の眷属とは、まぁ、簡単に言えば神の力を分け与えられたものの事だ

フェンリル

能力者はだいたい誰かの神の眷属。

冴木遥

でも、神の眷属は最高眷属しか居ないと聞いたことがあるが

フェンリル

最高眷属は少し違う

フェンリル

あれは神の分身のようなものだ

冴木遥

分身？

フェンリル

そうだ。

フェンリル

最高眷属は神の分身であり、子のような存在でもあるのだ

冴木遥

！？

俺は、最高眷属の娘？なら俺が神獣を扱える理由になる

冴木遥

じゃあお前が親父なら………

フェンリル

あぁ。お前は神の最高眷属の娘になる

冴木遥

っ、じゃあ、

フェンリル

多少能力が落ちているが、お前も実質神の子なのだよ

冴木遥

蛍と、同じ…？

神の子に、なるのか？

フェンリル

まぁ、奴とは少し違うだろうな

フェンリル

あいつは純血の神の子だからな、やはり身体能力などに差があるだろう

フェンリル

そしてあいつは…

フェンリル

最高神エルメラの子だろうな…

フェンリル

あいつの血が濃い

冴木遥

エルメラ？

フェンリル

…お前達はあまり神について詳しくないんだな

冴木遥

確かにERRORがでてからは神について多少知る様になってたが、昔の、10万年前の地球では神はそこまで知っているものはいないと聞いたな

フェンリル

…やはりそうなのか

冴木遥

？

冴木遥

どう言う事だ？

フェンリル

いや、なんでもない

フェンリル

他に質問はあるか？

冴木遥

……あいつについて、教えて欲しい

冴木遥

(もう、にげたくない)

冴木遥

あいつと、ちゃんと向き合いたいんだ

フェンリル

なぜ？

冴木遥

俺は、あいつが好きだから

冴木遥

まだ、あいつと一緒に笑っていたい

フェンリル

あいつはずっと嘘をついていたのに？

冴木遥

あぁ。でも

冴木遥

あいつの秘密を知って、話して、向き合っていきたいんだ

冴木遥

頼む。

フェンリル

…はぁ、

フェンリル

我儘だな

冴木遥

っ、

冴木遥

それでもっ！！

フェンリル

本当に

フェンリル

藍によく似ている

冴木遥

っ！

笑った

その姿は、親父によく似ていた

フェンリル

辛いかもしれぬぞ

冴木遥

それでもいい

フェンリル

…あいつは危険だぞ？

冴木遥

別に俺が傷つくくらいならいい

冴木遥

死んでもな

フェンリル

わかった。月の女神の最高眷属フェンリルとして、

フェンリル

いや、お前の父として

フェンリル

お前に加護を授ける。

フェンリル

蛍とぶつかってこい！！

冴木遥

…！

冴木遥

はい！

全部、うそ

黒羽律

………

なんで？

黒羽律

なんで、嘘をついた

頼ってくれなかった

黒羽律

話して、くれなかった

仲間？

黒羽律

仲間、？嘘をつくのは仲間なの？

ｷｭｰﾝ

黒羽律

…！！

黒羽律

だれ？

黒羽律

っ！

黒羽律

君は？

フォックス

きゅ！

黒羽律

あ！まって！！

黒羽律

…！

さっきの子に触ろうとした瞬間、ここに来た

水に埋もれた木の下

黒羽律

息、はできる

黒羽律

…さっきの子は？

暗闇にいたさっきの子、もしあのまま暗闇にいるのなら心配だ

フォックス

ｷｭ?

黒羽律

あ！良かった、君もここに来れたんだね！

黒羽律

ここがどこか知らない？

良かった、狐もここに来れているようだ

そう思っていると

フォックス

…ここは君の心の中だよ

黒羽律

喋っ！？

目の前の狐がいきなり喋りだした

フォックス

………ごめんね

フォックス

本当は、君に喋るような事はしないはずだったんだけど…

フォックス

…君の心が危なかったから

黒羽律

心が？俺の……

俺の、心が危ない？

フォックス

うん

フォックス

君は、蛍君のことで悩んでいるんだよね

黒羽律

…はい

黒羽律

蛍さんは、俺達を頼ってくれてなかったのかなって、

なんでだろう、スルスルと言葉が出てくる

フォックス

……なんで？

黒羽律

辛い過去、喋ってくれなかったじゃないっすか！！

フォックス

……じゃあこれを、見てみて？

そう言われると頭の中に映像が浮かんだ

黒羽律

？

なんだこれ、蛍さん？

黒羽律

っ！！

頭の中に、映像、が？

黒羽律

なにこれ、

神の子？隠す？

フォックス

……もし、嫌われるのが怖かったら、君は皆に本当のことを言える？

黒羽律

っ！

フォックス

神の子って言う重大なこと、惑星を吸収してしまう様な危険な能力、嫌いな過去

フォックス

嫌われるとしても

フォックス

君は、仲間に言える？

黒羽律

………

黒羽律

そ、れは

言える、だろうか

黒羽律

(…むりだ)

フォックス

…ごめんね、キツく言いたい訳じゃないんだ

仲間だからこそ、嫌われたくなくて、

言えない

黒羽律

(蛍さんも、こんな気持ちだったのか？)

フォックス

…君は、どうしたい？

黒羽律

！

フォックス

蛍君の秘密、忘れさせる事もできるよ

フォックス

僕の能力は、君の上位互換みたいな物だから

黒羽律

………

黒羽律

いや、大丈夫です

俺は、やっぱり仲間として、背負いたい

フォックス

…そっか

黒羽律

俺は、仲間の言いたくない過去見ちゃいました

黒羽律

だけど、俺はそれを忘れたいとは思いたくない

黒羽律

蛍さんと話して、分かりあって、そして

黒羽律

仲間として、背負っていきたい！

フォックス

…ふふっ

フォックス

そっか

フォックス

ん、いいこいいこ

黒羽律

！？

フォックス

じゃあ、僕の子孫に

フォックス

太陽の加護を授けます

フォックス

フェニックス様の側近として願っています。いい未来にになりますように

フォックス

…行ってらっしゃい。蛍君と頑張ってね、

黒羽律

はい！

フォックス

…大好きだよ。僕の孫よ

まだ、聞きたいことがあるのに

夜潟慧流

……

これ以上知りたいか？

夜潟慧流

もう、いいかも

諦めるか

夜潟慧流

その方が、いいのかな

…我が子孫ながら弱いな

夜潟慧流

あはは、そうかもね

夜潟慧流

あたしは、弱いよ

夜潟慧流

弱い

認めるとはまた…

夜潟慧流

あはは、ごめんね

夜潟慧流

なんか、疲れた

…少し手を貸してやろう

夜潟慧流

は？

ﾊﾟﾁﾝ

夜潟慧流

は？

夜潟慧流

え？ここどこ！？

さっきとは全然違う場所！？

ほんとに何処ここ！

悪魔

ここはお前の精神世界だ

精神世界？何それ…

悪魔

本当になにもしらぬのだな

夜潟慧流

うん

悪魔

…

悪魔

まぁここはお前の心の中だとでも思っておけばいい

夜潟慧流

はいはい

悪魔

…やはりやりずらいな

夜潟慧流

ん？

何か言ったのかな

悪魔

いや、なんでもない

悪魔

(精神世界に入った途端に普通になったな…やはりERRORの血が混ざっているからなのか)

夜潟慧流

それで？

悪魔

？

夜潟慧流

ほっちゃんのこと、な何か知ってるんでしょ？

悪魔

…一応は

夜潟慧流

じゃあ教えて

知っておきたい。ほっちゃんのこと

あたしの為に

悪魔

本当にいいのだな

夜潟慧流

うん

悪魔

……

悪魔

まぁ、まず彼奴らが見た蛍の記憶を見て見たらいい

すみません省きます

夜潟慧流

………

悪魔

まあ、なかなかに面白みのある人生を送っているようだな

夜潟慧流

…………

悪魔

…？なせ黙っている

夜潟慧流

…あたし、何の役にも立ってなかったのかなって

ほっちゃんの役に、たててない？

悪魔

そうか？

悪魔

我はそうとも思わぬがな

夜潟慧流

………

夜潟慧流

なんで？

悪魔

まぁ、戦力にはなっていただろうし

悪魔

多少は役に立っていただろうよ

夜潟慧流

……

夜潟慧流

…やっぱり役に立ってないんじゃ…？

悪魔

……じゃあ

悪魔

お前はどうしたい

夜潟慧流

…ほっちゃんの役に立ちたい

夜潟慧流

自信を持って仲間って言いたい

悪魔

物を作り、壊すことしか出来ないお前がか？

夜潟慧流

っ、、うん

悪魔

そうか

悪魔

じゃあお前に加護をさずける

は？加護？

夜潟慧流

?????

悪魔

我の加護だ、多分いい感じになるだろう

夜潟慧流

ちょ、適当すぎない？

悪魔

…少しでも役に立ちたいのだろう？

夜潟慧流

！

夜潟慧流

わかった

夜潟慧流

お願い

悪魔

よかろう

悪魔

お主に悪魔の加護を授ける。いいようにつかえ

夜潟慧流

了解！

悪魔

…我も随分と甘くなったものだな

悪魔

これも彼奴のせいかな

悪魔

混沌の女神の親族としてお前のことを見守っている

悪魔

…精々頑張るんだな。我が子孫よ

どーもこんちゃすゆーです今回は300タップとか言う長めのものになってしまいましたね… 皆が蛍くんと向き合う決意をしたみたいですね… いやぁ、先祖組？みたいな人達の関係とかも気になりますよね蛍くんは果たして救われるのか… そして次回予告なんてしない方がいいですね… タイトル違う() ではまたお会いしましょう！じゃねばい！