❤️
はぁ …はぁ…!
──💗くんが事故に遭った。
そう聞かされた時、一瞬何を言っているのか理解できなかった。
今、俺は病院へ向かって走っている。
─ここまで全力で走ったことはないかもしれない。 何故かそんなどうでもいいことが頭に浮かぶ。
ようやく病院が見えてきた。
❤️
早く…会いに、行かなきゃ…
息も切れ切れに知らされた病室へ向かう。
❤️
💗くん…!
ベッドには呼吸器を付けた💗くんが横たわっている。 事故に遭ったとは思えない程、穏やかな寝息と表情だった。 ただ眠っているだけに思えて一瞬安堵したが、痛々しい傷跡が俺を現実に引き戻す。
ガラガラ。
扉の開く音に振り向くと、暗い顔をしたメンバーがいた。
それだけで、💗くんはあまり良くない状態なんだろうと分かってしまう。
💛
あっ…❤️、来たんですね…
❤️
うん…💗くんは…
皆、黙って俯いたり泣くのを我慢している様だった。
誰も何も言わない。 沈黙が続く。
💜
…ねぇ、❤️くん
その沈黙を破ったのは💜くんだった。
💜
驚かないで聞いてほしい…って、無理な話だとは思うけど…
💜
…💗くんは、暫くすれば目覚めるらしい
❤️
…!
本当に…!
本当に…!
💜
うん
…でも、脳への衝撃が大きかったらしくて…
…でも、脳への衝撃が大きかったらしくて…
💜
目覚めても記憶がない状態になる可能性が高いって…
❤️
嘘…でしょ…
自分の声が震えていた。
❤️
💗くんが…記憶喪失だなんて…
💙
で、でも…!
まだ可能性の話だし…!
まだ可能性の話だし…!
💛
そ、そうですよね
🧡
あぁ…逆にピンピンしとるかもやな…!
💜
そうだと良いね…
❤️
うん…
今の俺たちには少しの希望を信じるしかなかった。
この作品はいかがでしたか?
1,024
コメント
3件
♪( ◜௰◝و(و "(神を見つけて喜びの舞をしている人)んふふ続きが楽しみです!フォロー&ブクマ失礼します!!