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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

キャメロン

(はぁ、あと数十分もすれば生徒が登校してくる)

キャメロン

あいつに会える…

女教師

あ、おはようございます
キャメロン先生

キャメロン

あぁ、おはようございます

女教師

今日は、いつもより来るの早いんですね

キャメロン

ちょっと早くに目が覚めてしまってw

女教師

そうだったんですね
あ、そこ寝癖ついてますよ

キャメロン

え、本当ですか?
一応、朝顔洗う時に鏡見て来たんですけど…

女教師

ちょっと鏡じゃ見えにくいかもですw
良かったら直しますよ?

キャメロン

いえいえ
それは悪いですよ(汗)

女教師

遠慮しないでくださいw
サッと直しちゃいますから

キャメロン

そうですか?
…じゃあお願いします

女教師

はい、お願いされますw
すみませんが、少し屈んで貰ってもいいですか?

キャメロン

はい、お願いしますw

そうして寝癖を治してもらっていると

しろせんせー

おい、ニキ!!

キャメロン

(は?ニキくん…?)

女教師

はい、直りましたよ

同僚が何か言っている 思考がフリーズし理解ができない

今の声はしろくん? この時間にしろくんがいるってことはニキくんも? じゃあさっき叫んでたのは…? まさか、今のやり取りを見られてた…?

キャメロン

(あ、やばい頭が回らない…
思考が止まる…どうしてこのタイミングで…?)

女教師

……せ?
…メロン先生
キャメロン先生!

キャメロン

え、あっ…はい…

女教師

どうしたした?
大丈夫ですか?

キャメロン

いえ、なんでもないです
本当になんでも…

女教師

そう、ですか?
体調悪いとかならきちんと休んでくださいね?

キャメロン

はい…
お気遣いありがとうございます

女教師

それじゃ、私は先に職員室に戻りますね

キャメロン

はい、寝癖も直してもらってありがとうございました

叫ぶ声が聞こえた方をただ見つめる 事実を確認するのが怖くて何も出来なかった

ニキ

はっはっはっ…!

しろせんせー

おい、待てや!
ニキ、どこ行くねん!

あれはなんだ、あれはなんだった? 先生が女の先生と… やだ、やだやだやだっ!! こんなどす黒い感情、俺は知らない!

ニキ

(いやだ!)

しろせんせー

(どこまで行くねん!階段キッツ!)

無我夢中で校舎を走る 宛は無いが上へと走っていく

バンッ!!

ニキ

はぁ、はぁ、はぁ……

しろせんせー

はぁ、はぁ、はぁ…

ニキ

くっ、ふぅっ…
ぁぁっ…うっ、ぁ……

ニキ

(胸が苦しい、走ったからじゃない…涙止まらん)

しろせんせー

ニキ……

しろせんせー

(泣いてる…声を殺して…
誰にもバレたくないようなそんな泣き方…)

しろせんせー

だからここ(屋上)…か(ボソッ)

さっきの光景が目に焼き付いて離れない 見たくないのに…思い出したくないのに… 苦しい…い、やだっ 先生、せんっせ…!!

ニキ

ぅぁぁっ…!
はっ、はっ、ぁぁっ!
くっ、うぅ…!

しろせんせー

ニキっ!

ギュッ ときつく抱きしめられる

ニキ

あぁぁっ…!
ぼび…?

しろせんせー

大丈夫や
俺がずっと傍におる

ニキ

え、は?
なん…え?

しろせんせー

お前が好きや

ニキ

ボビー…?
な、なにを…?

しろせんせー

今は泣いてもえぇ
でも、ここ(学校)じゃ思い切り泣けんよな?

ニキ

ボビっ…ボビー…
お、おれっ…おれぇ…

しろせんせー

うん、うん…

いつの間にか時間が経っていた様だ 気が付くと始業のチャイムが鳴っていた

しろせんせー

今日は帰ろか

ニキ

うん…

誰にも見つからないように裏口から出てニキの家へ

しろせんせー

あーあ、俺ら生徒会なのにサボりやw

ニキ

ははっ、そうだなw
俺ら生徒会なのに何やってんだろうなw

しろせんせー

(空元気でも笑えるんなら
まだマシやな)

ニキ

落ち着くまで待ってもらって悪かったな

しろせんせー

ん?
そんな気にすんなや
俺は、好きなやつ相手ならいくらでも待っとってやる

ニキ

ふふっ、イケメーンw

しろせんせー

今更気付いたんか?w
ほれ、さっさと家行こ

ニキ

だなw

ガシャン、ガチャッ、バタッ

ニキ

ただいま〜

しろせんせー

おかえりー

ニキ

ちょっと、お前の家じゃないんですけどー?

しろせんせー

えぇやん別にw
返事ないよりえぇやろ?

ニキ

まぁ、な…

しろせんせー

(やっぱり、学校じゃ泣けんよな…帰ってきて正解やったかも…)

だってあなたは…

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