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長い一日が終わり生徒もまばら あいつがいたはずなのにホームルームもお昼休みも どこにもいない…見当たらない… あいつに会えるのを楽しみにしていた けど、ここにあいつはいなかった あいつを呼ぶしろくんの声が耳から離れない
キャメロン
キャメロン
けれど、これで良かったのかもしれない 俺が思いを寄せているなんて知られたら あいつの将来に関わる あいつにそんなことさせられないし、したくない 俺が原因で今後生きにくくなるなるて耐えられない なんで帰ったのかは分からない それでも諦めるきっかけになった気がする
キャメロン
ニキ
2人はリビングに行きソファーに座る
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
お前の心が軽くなるなら俺はずっと隣にいよう 傍で支えて寄りかかってもらえる大木になろう 辛いことも悲しいことも俺が半分持ったる だから、頼む…次顔を上げる時笑顔になってくれ 俺に向けてじゃなくてもえぇ 笑って俺を傍に置いてくれるだけでえぇ お願いや神様、これ以上こいつを… こいつのココロを壊さんでくれ…
それから何時間経過しただろう 泣き疲れそのまま眠ってしまった彼 彼の部屋まで連れて行きベッドに横たえる
しろせんせー
目を閉じていても分かるくらい赤く腫れた瞼 そこにそっと口づけをしベッドの横に座る 手を繋ぎそのまま彼も眠りにつく
ニキ
なんとなくそう思えた いつの間にか寝たのか 見たくない未来を夢としてみるなんて どんな拷問なんだか
キャメロンが例の女教師と仲睦まじく手を繋ぎ 微笑みあっている とても幸せそうな顔をして
ニキ
違う場所に視線を向けると その先にはボビーと楽しそうに笑い合っている自分
ニキ
ニキ
だんだん意識が遠のいていく…
ニキ
ニキ
ニキ
気が付くと一筋の涙が頬を伝う 涙を拭うため手を動かそうとした……
だが、違和感を覚え自分の手に視線を落とす 手を握りベッドを枕にして床に座ったまま 寝ている彼の姿
ニキ
ニキ
ふふっと笑い、今自分が自然と笑っていたことにハっとする
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
寝ていても繋がれたままの手にキスをする
ニキ
スマホを取りだし時計を見る
ニキ
ニキ
ゆさゆさと体を揺すって声をかける
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
そう言いながら繋がれたままの手を指さす
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ&しろ
そうして笑いあって夜が更けていく