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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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主の部屋

ラト、大丈夫?

ラト

はい、すみません。迷惑かけて、、、

迷惑じゃないから。大丈夫よ。

ラト

そう、、、ですか

ねぇ、ラト

ラト

なんでしょう?

私の過去を以前話したの覚えてる?

ラト

はい

私の過去は、あなたの過去と似てる。だから、あなたの過去も知りたい!

ラト

私の過去、、、ですか?

そう、私は、まだみんなの過去を知らない。バスティンとハウレスくらいしか、、、

ラト

、、、

ミヤジ

ラトくん、大丈夫かい?

ラト、嫌なら無理に話さなくていいわ。でも、あなたのことを救いたいの。だから話してほしい。

ラト

私は、、、過去の記憶があまりありません。

それでもいい。私はラトを助けたい。きっとミヤジやフルーレ、他の執事もそう思ってる。

ラト

そうなんですか?

うん、あなたは私の過去を受け止めてくれた。だから私も受け止めてあげる。

ラト

、、、

話して、、、くれる?

ラト

分かりました。話します。

ミヤジ

っ!本当にいいのかい?ラトくん

ラト

はい

ラト、、、ありがとう

ラト

(主様なら、受け止めてくれるよね?)

ラト、話せるところだけでいいからね。

ラト

分かりました。

ラト

(裏切ったり、捨てたりしないよね?)

ラトの過去

ラト

私は八歳までとある孤児院で過ごしていました。

ラト

私は当時、産んでくれた親の顔すら見ずにに育ちました。

ラト

ですが、当時の私には、そんなことどうでも良かったんです。

ラト

私たちのお母様は孤児院に居ましたから。

ラト

その孤児院は一人の女性が孤児院のみんなの面倒を見ていました。

ラト

お母様はとても優しい人でした。

ラト

私たち一人一人のことを愛してくれて、、、

ラト

ですが、そんな幸せはある日突然終わりを迎えてしまった。

ラト

森で遊んでいたら、どこかの兵士に誘拐されました。

ラト

私と一緒に遊んでいた「アレク」も誘拐されました。

ラト

アレクは孤児院でできた三つ下の弟です。

ラト

血のつながりはありません。

ラト

私とアレクが連れてこられたのは、どこかの監獄でした。

ラト

監獄の名前は忘れてしまいました。

ラト

その監獄には当時50人ほどの子供たちが檻に収容されていました。

ラト

みんな、連れてこられた私たちを怯えた目で見ていました。

ラト

、、、私の体に刻まれたNo.3719という数字。

ラト

あれは、、、当時の私の名前です。監獄に入れられた子は皆、番号で呼ばれていました。

ラト

そこからは、、、

ラト

、、、

ラト

、、、

ラト?

ラト

すみません。ここからの記憶は抜け落ちていて、、、話せそうにありません。

そっか、、、でも話してくれてありがとう。

ラト

、、、

ラト?

ミヤジ

ラトくん、大丈夫かい?

ねぇ、ラト?

ラト

はい?

なんで泣いてるの?

ラト

えっ?ポロポロ(泣)

本当は話すのですら嫌だったんでしょ?苦しくて、辛くて、痛かった。違う?

ラト

ポロポロ私は、、、なぜ、自分が泣いてるのか分かりません。

、、、

ラト

でも、満月の日、発作を起こした時と似たような感覚です。

!!

ラト

ヴッ、、、頭、痛っポロポロ(泣)

ラト!ギュッ(*・ω・)ノ

ラト

あ、るじさま?

辛いこと思い出させてごめんね。

でも、もう大丈夫。もう痛い思いも苦しい思いもしなくていいの。

私はラトの味方だよ。私だけじゃない。ミヤジやフルーレ、他の執事のみんなだっている。

もう我慢もしないで。ここで全部吐き出して!ギュ

ラト

主様、、、うっうぁポロポロ

ラト

本当は、、、ずっと苦しかった

うん

ラト

思い出せなくても、、、苦しくて、、、

うん

ラト

満月が来るたびに、迷惑をかける自分が嫌になって、、、ポロポロ

うん

ラト

自分が分からなくなるのが、怖くて、、、

ラト

ハァヒュー、、、ハァハァ

ラト

ずっと、、、この症状を抱えて生きていくなら、、、壊れてしまいたかった、、、ポロポロ

ラト

私が何に絶望したか、、、覚えてはないけど、その時に壊れて仕舞えば良かった、、、

ラト、、、

ラト

もう、、、ポロポロ何も、何も分からない、、、

ラト

ただ、辛くて苦しくて痛いだけ、、、ポロポロ

大丈夫、大丈夫だよ、ラト。いつか絶対、あなたをそこから救うから。

ミヤジ

(ラトくん、苦しそうだ。何もしてやれない自分が嫌になる。)

ラト

うっ、、、うぁぁぁ、、、ポロポロ

ヨシヨシ(*・ω・)ノナデナデ

ここで切ります。 主の過去は後に明かします!

いろいろとバランスが悪くてすみません!

主様の想いとラトの絶望

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