いふ
ないこ
今日、君からは俺の匂いがする
昨日は俺の日だったからだ
今日こそははっきりさせたかった
君は…誰に染まってるのか
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
笑顔。
俺はこの笑顔が大好きだ。
君が俺に染まってる証拠
いふ
早く放課後にならないかな…
放課後。
誰もいなくなった教室。
昨日が俺なら今日はあいつのはず
なら……
ちょっと……ここ学校だよ…?
やっぱりいた
あいつの時は毎回教室に残ってるから
ガララッ!
勢いをつけて扉を開ける
ないこ
そこには…顔を赤くした君と
りうら
赤髪の彼がいた
ないこ
りうら
いふ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
少しふてくされたような声で、彼が出ていく
ないこ
いふ
いふ
いふ
誰に染まってるの…?
ないこ
直球に聞くと
君は驚いた顔をした後に
ないこ
笑った。
あの、眩しすぎる笑顔で
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
そう言うと君は
ないこ
俺のネクタイを引っ張って、顔を近づけた
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
誰にも染まってないんだもん
いふ
ないこ
イケないこと…しよっか?
そのときの君は
妖艶な桃色の目、耳にかかった桃髪
ないこ
俺にしか見せない 綺麗な笑顔
あぁ…そうか
染まっていたのは
"俺達"だったんだ
俺は今
桃色に染まっている
ご愛読ありがとうございました!
コメント
19件
おぉ…すげぇ…天才…エモい…語彙力皆無✧︎
やばい。めちゃくちゃいい最終回。主さん天才でしょうか?小説本でも作ってますか?めちゃくちゃ面白くて涙出た。ありがとうございました!