モブ子
でさぁ…
モブ美
うんうん、わかるわぁ
eto
……。
モブ子
ねぇ、モブ美、あっちで話そうよ
モブ美
あぁ、なるほどね。うん、あっちで話そう
テクテクテク…
また行ってしまった
何でよ…
一人にしないでよ…
私の名前はeto
このクラスでは孤立している
なんていうか…
もともと、うるさいのが嫌いだから
話している人達がいるとうるさいなぁと思ってしまい睨んでしまう(悪い癖だ)
だから、なんか避けられてるというか
気をつかってはなれていってくれているというか…
自然と孤立してしまうのだ
eto
でも、ひとりぼっちは嫌いなんだよなぁ(ボソッ
先生
はーい、席につけぇ
ドタバタドタバタ…
先生
今日は転校生が来ている
先生
中に入りなさい
?
こんにちは!
うわっ、テンション高ぁ
こういう人うるさくて苦手なんだよなぁ
?
えっと!名前は…
yan
yanって言います!
yan
夢は世界平和!
夢でかぁ
yan
なので、この学校に入って孤立している人が一人もいなくなる状態を作ることから始めたいです!
まるで私のことを言ってるみたいじゃん
自然と視線が集まるのもなんか気持ち悪い
先生
みんな?どうしたんだ?
ん?あの転校生私の方向いてない?
yan
先生!俺、あのオレンジ髪の女子の隣の席がいいです!
先生
は?etoのとなりか?ま、まぁいいが、ということでetoよろしく頼む
eto
あぁ、はいわかりました…
めんどくさいことになった
ドタバタガタン!(着席する音)
yan
ってことでよろ!
eto
うん、よろしく
eto
あんま、うるさくしないでね
eto
そしたら、私もなんも言わないし、しないから
yan
あぁ、なるほど、ちょっと待って
yan
ねぇ、君モブ子ちゃんだっけ(コソッ
モブ子
うんそうだけど(コソッ
yan
あのetoって人、暴走族かなんか?(コソッ
モブ子
違うと思いたい(コソッ
yan
あぁ、なるほどねぇ(コソッ
eto
あのぉ、全部聞こえてるけど…
yan
うわっ、やべ!バレた!
あの人は一体私を何だと…
数分後…
キーンコーンカーンコーン
先生
じゃあチャイムが鳴ったので一限目の準備をするように、五分休憩だ
yan
ねぇ、次の授業は?
eto
えっと…理解かな?
yan
お?ありがとう!意外といい奴なんだなお前
eto
私を何者だと…?
yan
ぼ、暴走族?
eto
いや、違うし
eto
私、うるさいのが嫌いなだけだから…
yan
へぇ、じゃあお前には小声で話すわ
eto
なんで?
yan
だって、うるさいの嫌いなんだろ?世界平和の第一歩ってとこかな?
eto
あっそ、お気遣いありがとうございます
yan
冷たいなぁ
この人
かなり、めんどくさい
転校生だ