片倉珠洲
ふぅ…
片倉珠洲は『死』を司る能力のために、永い時を生きていた。
片倉珠洲
何年たっても別れはさみしいものだよなぁ…
珠洲にとって孤独は耐え難い苦痛そのものだった。だから…
片倉珠洲
つくろう、『人』を
片倉珠洲
これで、ようやく
珠洲は、ひとりの『人』を作った。その『人』こそ……
片倉珠洲
ー『幻影玉鼎』
幻影玉鼎
『幻影玉鼎、起動します。バイタルに異常なし』
幻影玉鼎
どうした?『珠洲』
片倉珠洲
頼みがあるんだ、聞いてくれるか?
幻影玉鼎
ん?何々??
片倉珠洲
お前に力を与えよう。
片倉珠洲
だから、世界の中心にあり、制御を担う『ピース』を盗ってほしい
幻影玉鼎
………
幻影玉鼎
分かった。でも…
幻影玉鼎は珠洲のもとを離れるのが怖かった。
それでも、珠洲の願いを叶えるために
幻影玉鼎
……行かなきゃ
(迷っている暇無いか)
(迷っている暇無いか)
片倉珠洲
頼んだよ、幻玉
幻影玉鼎
………はい。
幻影玉鼎は珠洲の為に世界を行き来することになった。
幻影玉鼎
いろいろな情報がインプットされているけど……
幻影玉鼎
何も無いように思ってしまった…
幻影玉鼎
行ってくるね、珠洲
幻影玉鼎
(お願い、こんな『俺』を許してくれ)







