コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
余命1年
週1日
僕は点滴をするために
通い慣れた道を歩いて
病院へ行く
ここに来ると
自分の死の近さを
間近に感じる
念の為している
心電図
ピッピッっと
規則正しい音が聞こえる
1年後には
この音すら聞けなくなる
そう思うと寂しくなる
1時間ほどで点滴が終わり
いつもの道を1人歩く
あぁ、あと何回
この道を通れるんだろう
もしかしたら半年後には
入院しないといけないかもしれない
余命が縮まるかもしれない
でも、僕はまだ生きたい
大好きな君といたいから
蒼
少し気の抜けた
ただいまを言う
桃
桃
蒼
蒼
君には余命を言っていない
病院に行くのは
貧血を起こしやすいから
そう言ってある
桃
蒼
だから君の前では
元気な"フリ"をする
桃
蒼
桃
蒼
君の匂いに包まれる
もう君には隠せない
もう言わないと
蒼
桃
蒼
桃
蒼
桃
そう言って君は僕の目を
拭った
蒼
蒼
蒼
桃
桃
蒼
桃
桃
桃
蒼
桃
桃
桃
桃
桃
蒼
愚痴のような
生きたいという思いを
書いてある日記
蒼
桃
桃
蒼
蒼
桃
桃
蒼
蒼
桃
桃
桃
蒼
桃
桃
桃
桃
桃
桃
蒼
桃
蒼
桃
蒼
蒼
桃
蒼
桃
蒼
蒼
桃
桃
蒼
桃
蒼
桃
蒼