最期まで
若井滉斗
元貴
大森元貴
ん?なーに?
若井滉斗
別れよ
大森元貴
は、?
若井滉斗
正直言って俺お前のこと嫌いなんだよね
大森元貴
嫌いって、何かの冗談でしょ、?
若井滉斗
そんなつまらない冗談言うと思う?
大森元貴
っ、ぁ
無力だなぁ なんでただただ立っとく くらいしか出来ないんだろう
大森元貴
俺、なんかした、?泣
若井滉斗
別に?そういうのじゃない
大森元貴
じゃあっ、俺を独りにしない、でよっ…泣
若井滉斗
俺でていくから
大森元貴
ッ、やだっ、やめ…てっ…泣
若井滉斗
離せって、
大森元貴
や、っ、…やだっ、…
殴られた? 痛い苦しい寂しい怖い
大森元貴
い゛っ、いだぃっ、…
若井滉斗
いい加減さ、俺の事なんか嫌いになれよ…
大森元貴
なっ、…なんでぇっ…?泣
若井滉斗
もういいって、!!!いい加減にして
視界が真っ白になった
大森元貴
、あれっ、……俺…泣
分からない だけど 床に叩きつけられたんだ
大森元貴
ははっ…、馬鹿だな、っ、
大森元貴
お、おれっ、馬鹿だなぁっ、泣
大森元貴
い、い゛っだぃ
あーあ。 真っ赤だ 頭から血が出てるんだろうな
大森元貴
死ぬ。そう、いいよ…。泣
体温が低下するに連れて 重い瞼が落ちてくる 俺はゆっくり赤い海で眠る
寂しくもない。もう痛くもない。 またあっちで会おうね 若井滉斗