ここは第七号車の中
この電車に乗る者はみな終点にあるとても美しい景色を見るために乗っている
この電車に乗るにはとても高額な費用がかかる
サービスも充実している
私は電車の中をまわっていると一人の少女がいた
周りには誰もいないので、話しかけてみよう
私…?
こんにちは
少女
?! こ、こんにちは…
少女は突然話しかけられ、びっくりしている
私…?
君一人なのか?
少女
はい…
少し気まずい空気だ しかし彼女の瞳はとても色が深かった
私…?
ここ失礼するよ
少女
はい
私…?
突然だが、きみの話を聞かせてくれないか?
少女
?
私…?
君の過去の話
私…?
私は人の過去の話を聞くのが好きなんだ
少女
…わかりました
少女
ですが、今から私が質問することに答えられたらいいですよ
私…?
おもしろい
少女
では…
少女
あなたが一番最初に私に質問したことは?
私…?
一人なのか?かな
少女
正解!じゃあなぜ一人なのでしょうか?
私…?
うーん…何か病気を持っていたのか?
少女
病気とは少し違いますけど…
少女
私は小さい頃に交通事故で目が不自由になりました
少女
そのせいで周りからいじめをうけていたからです
少女
私のように障害を持っている人をみると、まるでエイリアンを見ているような反応をしますから
私…?
そうか?
私…?
それでどうなったのか?
少女
数ヶ月後、私は親の転勤で引っ越しをしました
少女
町を覚えるために一人で歩いたこともあります
私…?
危なくないか?
少女
慣れないといけませんから…
少女
そしてある日、駅の階段で私はとうとう落っこちてしまいました
少女
気づいたら、私は何か柔らかい物の上に落ちていました
私…?
柔らかい物?
私…?
ゴミとか?
少女
そんなんじゃありません!
少女
もっと物事をロマンチックに考えてみてください!
お説教されてしまった
私…?
なるほど、では誰かの上にのっていたとか?
少女
正解です
少女
私はとある男性の腕の上にのっていました
少女
「大丈夫ですか?」という言葉がとても暖かく感じました
少女
すると彼は突然「この町を案内するよ」といいました
少女
どうやら彼は私が目が不自由なことに気づいていたらしいです
少女
彼は私の手を取り、階段をあがりました
少女
彼の手はひんやりと冷たく、彼の歩くスピードは遅かったです
少女
のちに彼は私の住むマンションのすぐ横に住んでいることを知りました
少女
それから私と彼はよく町を出かけました
少女
彼はどこの芝生が一番気持ちいいのか
少女
彼はどこの道路が一番人が多いのか全部知ってました
私…?
迷惑…とは思わないか?
少女
私もそう思いました
少女
しかし、彼はいつも家にいるそうなんです
私…?
少年の年は?
少女
私より少し上で18です
私…?
おかしくないか?その年だと学校は?
少女
ふふふ、当ててみてくださいね