奈緒樹は何故か女の子に好かれてます。

あの事件から数週間が経過した。奈緒樹たちの学校は文化祭の準備をする時期であり、この期間は授業がなく、文化祭に必要なものを買い出しに行くという目的なら自由に学校を出入りできる。今回はその出し物決めと準備をするようだ。

その後、メイドカフェに賛成する人が増え、結果は満場一致でメイドカフェに決まった。

この3人はスーパーへと向かった。

明日香の心の叫びが奈緒樹に届くことは無かった

3人はスーパーに到着し、買うべきものを探しに行ったのだった。

明日香はそう言い残し先に帰って行った

2人は買い物を済ませスーパーを出たのであった。

奏は自分が恋に落ちた話をしだした。

奈緒樹が眉間にシワがよっていることを否定すると、奏は奈緒樹の頭をそっと自分の胸に寄せた。

奏の温かく、包容力を兼ね備えた安心感を与えるような甘く優しい声が奈緒樹のストレスを浄化していく。

一方その頃の明日香はと言うと……

と、嫉妬の念(なのか？)を奏にぶつけていたのだった。

全クラスの生徒が一斉に学校の外へ出ていく。そんな中奈緒樹は残っていた文化委員の仕事を片付け、さらに日直の仕事もしていた。

奈緒樹はそう言って自分が座っていた席を立つと視界がグラッとなった

2人は教室の鍵を閉め、鍵を職員室に返して学校を出たのだった。

奈緒樹は知らず知らずのうちに奏の家へと向かっていたのだった。

奈緒樹は姉に帰りが遅くなると連絡を入れ、奏の家へと入っていった……