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桃青です。
ご本人様には関係ございません。
リメイク作品です。 桃モブあり。桃青結ばれません。
それではどうぞ
僕が好きになったのは、 誰よりも大切な親友で、相方だった。
切り分けた果実の片割れのように、 僕らはぴったりと重なりあって、
隣にいることが当たり前だった。
気づけばそんな彼を好きになっていた。
駄目だって分かってた。
なんの曇りもない、信頼の証である笑顔を向けられると、心が締め付けられた。
僕はさとみくんを裏切っている気がした。
だから、悲鳴をあげる心の声を無視して、
僕は君の隣で、今日も想いを隠しながら笑うんだ。
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『彼女できたんよ』
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いつか来ると思ってた。
一番望んでて、一番来ないで欲しかった瞬間が。
君が誰かを想えば、きっと忘れられるだろうって
そんな訳、ないなんて分かってたのに
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僕はずっと君に惚れてたんだよ
僕はずっと君だけしか見てないよ
なんて
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それから数年経って。
君と彼女は、式を挙げることになった。
僕はずっと、君のことが好きなままで
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嫌だよ。
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嫌。嫌。嫌だよ。
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僕がずっと傍に居たのに。 僕がずっと隣だったのに。
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なんで、僕を見てくれないの?
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僕は、ずっと
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もう、諦めよう。
もう無理だ。これ以上は
僕が壊れてしまうだけだ
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大丈夫。十年想いを隠したベテランだ。
想いを殺すぐらい、容易い事だ。
これで最後だから。
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母
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母
母
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母
母
母
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母
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母
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母
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母
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母
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……行ってしまった
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コンコン
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どうしよう。
抑えてた想いが、溢れ出しそうになる。
がっちりと固めた髪に、純白のタキシード。
あまりにも似合いすぎてて、つい好きだとか言ってしまいそうになる
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これで最後。
今日で最後だ。君を想うのは。
だから、この重い想いを、僕はこの花に託すことにしたんだ。
抑えてちゃばかりじゃ、持たないから
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鞄の中から、一輪の花を出して彼の前に差し出す。
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これでいい。
これがいい。
僕は君の一番の親友でいれればなんでもいい。
だからさ、
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僕みたいに不幸にならないでね
もう、僕が忘れるぐらい幸せになるんだよ
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僕の幸せはこのコスモスみたいに濁ってるけど、
君の幸せは満点の空みたいに澄んでいますように。
チョコレートコスモスの花言葉 『移り変わらぬ気持ち』『恋の思い出』『恋の終わり』