蓮side
買い物を終えて、家に帰っている途中で懐かしい人を見かけた。
蓮
〇〇は俺が高校の時に付き合っていた人で、高校を卒業してから1度も会っていなかった。
蓮
〇〇はびっくりしたような顔をしていたけどその後にニコッと微笑んでくれた。
蓮
俺がいろいろ質問しても〇〇は困った顔をして黙ったままだった。
蓮
由菜
由菜
蓮
由菜
由菜
蓮
由菜
由菜
〇〇がコクンと頷いたのを確認して、由菜さんは俺の腕を引っ張った。
〇〇からちょっと離れた所まで来ると、由菜さんが口を開いた。
由菜
蓮
由菜
蓮
由菜
由菜
由菜
そう話している由菜さんの目には涙が溜まっていた。
由菜
由菜
蓮
由菜
蓮
蓮
由菜
蓮
由菜
蓮
由菜
蓮
由菜
蓮
話を終えて〇〇のところに戻った。
由菜
由菜
〇〇はコクンと頷き、俺の方を見て微笑み、手を振ってくれた。
由菜
蓮
その数日後、仕事が終わり、家に帰っていると、〇〇が女の人に何か言われているのを見かけた。
茜
茜
茜
茜
〇〇
茜
その女の人が〇〇に手を出そうとしたところを間一髪で止めに入った。
蓮
茜
茜
蓮
そう言うと〇〇は驚いたのか俯いていた顔を上げた。
茜
蓮
俺は〇〇の手をとり、その場を離れた。
蓮
俺がそう言うと〇〇はスマホを取り出して、「ありがとう」と打って見せてくれた。
〇〇はさっきまで泣きそうな顔だったのに俺には笑顔を向けてくれた。
俺は思わず目の前の華奢な体を折れそうになるくらいの力でギュッと抱きしめた。
抱きついた時ビクッと肩を震わせていた〇〇もギュッと俺の服を掴んでいた。
蓮
そう言った時、〇〇は首を横に振り、悲しそうな顔をして俺から離れ、逃げるように車から出ていった。
蓮
急いで〇〇を追いかけたけど、見失ってしまった。
翌日、俺は由菜さんに連絡して、昨日のことについて話した。
由菜
蓮
由菜
由菜
由菜
由菜
蓮
由菜
由菜
蓮
由菜
蓮
由菜
それから数十分たったけど、〇〇は来なかった。
由菜
蓮
由菜
蓮
店の近くを歩いて〇〇を探していると、1人の男性が嫌がる〇〇の腕を掴んでどこかに連れて行っているのを見かけた。
蓮
隼人
隼人
〇〇
隼人
隼人
隼人
〇〇
蓮
由菜
隼人
俺たちが〇〇の所に行くとその男は走って逃げて行った。
由菜さんと別れた後、怖かったせいか震えていた〇〇を俺の家に連れてきた。
蓮
そう聞くと〇〇はコクンと頷いた。
〇〇
蓮
〇〇
蓮
驚いている俺を見て〇〇はニコッと微笑んだ。
その瞬間、嬉しくて涙が出てきた。
〇〇
〇〇は心配そうに俺の顔を見つめてギュッと手を握ってくれた。まるで俺に泣かないでと言っているみたいに…。
蓮
蓮
俺は手を伸ばし、目の前にいる〇〇をギュッと抱きしめた。
しばらく抱きしめたままでいると、小さな寝息が聞こえた。
蓮
蓮
朝起きると、〇〇はまだ隣ですやすやと寝ていた。
起こさないようにベットから出ようと思い、起き上がろうとすると、服をギュッと掴まれていることに気づいた。
蓮
それから、〇〇の頭を撫でていると眠っていた〇〇の目が覚めた。
蓮
蓮
〇〇
〇〇は手を伸ばし、俺の顔に両手で包み込むようにして触れた。
蓮
〇〇
〇〇
そう言うと〇〇はふわっと微笑んだ。
その瞬間、また無意識に涙が出た。
〇〇はそれに驚いていてあたふたしながら近くに置いてあったティッシュで涙を拭いてくれた。
〇〇
〇〇
蓮
涙を拭いてくれていた〇〇の手をとり、頬に口づけた。
〇〇
蓮
口づけた後、〇〇の顔を見つめると〇〇は顔を真っ赤にしていた。
こんなに優しくて可愛い〇〇を酷い目に合わせた男にもう〇〇は渡すつもりはない。
蓮
俺がそう言うと、〇〇は俺の方を見て、嬉しそうな笑顔を浮かべた。
終わり
コメント
4件
最っ高! ♡こーじの誕生日にしたよ!621
最高ですす!!! silentっぽいのめっちゃすき!!