俺には、同棲している彼女。ほとけがいる。
でも最近、俺が出掛けてばかりだから構ってやれていない。
I.
じゃ、行ってくる。
H.
…うん。
行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい。
少し元気のないほとけ。 当たり前だろう。
出掛けてばかりなのだから。
ガチャ
バタン
I.
許してくれッ…(ボソッ
その言葉は誰にも届かず、暗闇の街に溶けていく。
俺は、待ち合わせ場所に指定した駅を目的地に足を動かす。
I.
寒ッ…
11月ということもあり、少し肌寒い。
この調子じゃ、今年はすごく寒くなりそうだ。
そんな事を思っていると、待ち合わせ場所に到着した。 相手はまだ来ていないみたいだ。
念の為、連絡を入れる。
I.
『着いた』
すると、すぐに既読がついた。
『はやっ!もうすぐ着くから少し待ってて!』
相手はもうすぐ着くらしい。
I.
いや、俺が歩くスピードよりないこの既読の方が速いやろ…w
そう!俺が待ち合わせしているのはないこたん‼︎
いやそんなことより…
I.
ほとけ大丈夫なんかな…
不器用で料理ができないほとけは、朝はパン、夜はカップ麺などになってしまっているだろう。
I.
すぐ帰ってやれないのは俺のせいだよなぁ…
I.
ないこにも迷惑やろうし…
俺は迷惑じゃないよ!
少し落ち込んでいると、どこからか元気な声が聞こえてきた。
I.
あ、ないこ。
N.
お待たせ!寒かったよね…
I.
((-ω-。)(。-ω-))フルフル
I.
大丈夫やで。
N.
そう?良かった!
N.
じゃ、行こ?
I.
おん。
それから、他愛の無い会話をしながら目的地へと足を動かす。
N.
あ。ここだ!
N.
着いたね!
N.
いいの見つかるといいねぇー!
I.
何でそんな元気なん?w
N.
えぇ!だって楽しいじゃん!
I.
そうか?
N.
あ、そっか。
N.
まろは彼女がひとりぼっちだからはやく帰らないとだもんね!
すこしニヤニヤしながらないこが言う。
I.
そんなこと言ったってないこやってそうやろ?
N.
う"っ。
N.
で、でも!
N.
俺は用事の内容をちゃんと伝えてるし?
I.
…ww
I.
ほら、はよはいるで。
N.
あ…話そらしたぁ…
ほとけ、心配してるよな…
愛萌【主】
タップお疲れ様でした!
愛萌【主】
おつあめー
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