彰人
う…
彰人
あれ…ここは
気がつくとオレは足のつかない高いイスに座っていた
彰人
さっきのは…夢…か?
あんなの夢に決まっている。
自分に言い聞かせたかった。
彰人
…帰るか…
オレは両足をついて立ち上がったはずだった
だがバランスを崩し倒れてしまった
彰人
痛っっ
反射的に頭を摩ると頭にモコモコした何かがついていた
彰人
嫌な予感が…
彰人
そうだ…鏡…!
鏡を見るため立ち上がろうとする
だが立てなかった
オレは四つん這いの状態で呻いた。
彰人
誰だ…?
???
ふんふん〜
彰人
そうだ…とりあえず助けを…
彰人
おいっ!
???
ひッ?何っ!?
ガラッ(ドア開ける)
彰人
お前は…
えむ
あ!この前司くんの居場所教えてくれた人だ!
えむ
えっとー。あき…彰人くんだ!
彰人
あぁ…とりあえず助けてくれ
えむ
…うん!いいよ!
鳳は手を差し伸べてくれた
そしてそのままイスに座らせてくれた
えむ
よいしょッ(横に座る)
彰人
助かった…
えむ
どうしたの?その格好
鏡をみせる
彰人
な、なんだこれッ!?
えむ
ネコちゃんだね!
彰人
どうすれば…
えむ
司くんまだかな〜(他人事)
彰人
司先輩来るのか!?
えむ
うん
彰人
(あれが夢じゃないのなら…)
彰人
ぞわっ
ガタン(立ち上がる)
えむ
あ!立ち上がっちゃだめ…
彰人
わッ…ドサッ
えむ
多分性質自体猫になってるんだよ…
彰人
なんでこんな目に…ッ
えむ
それにしても…あきとくん…綺麗な顔だよね
彰人
!?
えむ
色んなお顔見てみたいなー
彰人
や…くるな…(立てないッ…)
えむ
どーん!(馬乗り)
彰人
ぐはぁっ
えむ
あたしあんま重くないのに〜
えむ
まいいや!
えむ
凄い耳リアルだねー。サワッ
彰人
うわッ!?
えむ
!?…へ〜っ!敏感なんだね〜
彰人
うッ…なんなんだよ…
えむ
しっぽまで立たせちゃって…可愛いね!
彰人
うぁッ!!辞めッ…
彰人
はッ…ふうッ…
ガラッ
えむ
あ…!司くん〜!
彰人
ヒッ…