きんとき
スマイル
きんとき
Nakamu
きんとき
ガシッ
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
スマイル
Nakamu
2人とも、優しいなぁ…
何も言わずに話聞こうとしてくれて…
言わなきゃ…言わなきゃ後悔する…
シャークん
シャークん
シャークん
Nakamu
スマイル
シャークん
シャークん
昔…母さんとぶるにぃときんときと俺の4人で公園に行った時のこと
まだ、幼かった俺ときんときを
一番近くでそして、一緒に遊んでくれた
それがぶるにぃで…
母さんはいつも、笑いながら俺らを
見守ってくれた。
でも
急に俺の視界が真っ黒に染まった
<シャークん⁉︎大丈夫⁉︎
<どうしようっ、救急車ッ…
そんな声が聞こえてきて
自分が倒れたってことに気づいた
もう、そっからあんまり記憶がなくて…
気づいたら病院のベッドにいた
隣でぶるにぃが泣いてた
きんときはまだ、小さかったから
俺のベッドに潜り込んで
にーちゃん、おきてー!>
って叫んでたのは記憶ある
でも…母さんの姿がなかった
しばらくして、俺が退院できる日になっても
母さんは来なかった
後で、ぶるにぃに聞いたら
俺が倒れた日に
「海外に行く」って言って
出て行ったらしい
その時はわからなかったけど、
今思うと、パニックになったのかなって思う
俺が倒れたのが原因で
だから…きっと母さんがいなくなったのは俺のせいで…
で、俺が退院してからは
ぶるにぃがバイトを始めた
母さんがいなくなってから、家賃とか
そういうことの管理を全部やった
俺ときんときは学校があったから
あまり手伝えなくて
ぶるにぃが1人で頑張ってた
そして、ぶるにぃが高校卒業して、
ちゃんと働き始めて
そしたら、夜帰ってくるのが遅くなった
だから俺は料理を勉強した
ぶるにぃが家のこと頑張ってくれてる
じゃぁ、せめてご飯だけでも暖かいのを食べて欲しかったから
でも…“また”俺は倒れちゃって…
子供の時倒れたやつの後遺症らしい
ぶるにぃは
<大丈夫だよ、心配しないで
って、笑ってくれた
でも、もう、その顔に力はなかった
それでもぶるにぃは仕事を辞めなかった
“シャークんときんときの為”
これがぶるにぃの口癖で…
お陰で俺らは不自由なく暮らせた
でも
ついにその反動が来た
ぶるにぃが倒れた
俺は焦った
俺のせいで、ぶるにぃに無理させた
俺があの時倒れなければ こうならなかった
全部…全部俺が悪いんだ…
そう思った
そしたら、ぶるにぃが
<シャークん、僕は大丈夫だから、心配しないで?
…また
…大丈夫って言葉
大丈夫じゃないくせに
いつも無理して
それも
俺ときんときの為
ぶるにぃは絶対に自分のために動かない
もう、いいのに…
俺らのために自分を犠牲にして…
それで、、
ぶるにぃはバカだから、
退院した後もすぐ仕事に行った
俺らの前では元気な兄だった
でも
きんとき
きんとき…
…
家で落ち着ける環境を作れなかった
ぶるにぃはずっっっと無理してた
だから、海外って聞いた時びっくりした
海外なんかに行っちゃったら
ぶるにぃ、助けられないじゃん
倒れちゃったらどうしよう
そう思った
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
スマイル
きんとき
きんとき
シャークん
Nakamu
Nakamu
スマイル
きんとき
シャークん
シャークん
スマイル
シャークん
シャークん
コメント
9件
いい兄弟だなぁ…
僕も、こんな兄弟が欲しかったなぁ…ww
最高の兄弟達だにゃ‼︎