さとし
愛花へ

さとし
天国に届くなんて思ってないけど、愛花に伝えないといけないことがあるから、書くよ

さとし
まずは、ごめん

さとし
恐かったって気付いてやれなくてごめんな

さとし
そりゃ、恐いのは当然だよな

さとし
でも愛花が、毎日笑ってるから、本当に恐くないんだろうなって勘違いしてた

さとし
悪かった

さとし
先生から聞いたけど、愛花、毎日俺が居ないときに泣いてたんだな

さとし
俺にはバレないように、必死で戦ってたんだな

さとし
ごめん

さとし
俺も、実は悔しかったんだ

さとし
愛花がもうすぐ死ぬってことが

さとし
信じられなくて、信じたくなかった

さとし
だから必死で笑顔つくって強がってた。

さとし
愛花ももしかするとそうだったのかな

さとし
本当に俺は自分のことばっかりだった

さとし
でも

さとし
信じられないかもしれないけど、俺、未だに愛花の笑い声が聴こえてくる時がある

さとし
その度に俺、愛花の写真見返して

さとし
泣きそうになってる。いや、実際泣いてる

さとし
俺には本当に、愛花が全てだったんだって、よく思う

さとし
こんなに俺を虜にするなんて、愛花、どれだけいい女なんだよ

さとし
ありがとな

さとし
俺も、愛花が恋人で良かった

さとし
心からそう思う

さとし
こんな俺だけど、愛花の支えになれたでしょうか

さとし
愛花、幸せになってねって言ってたけど、俺もうとっくに幸せだよ

さとし
ていうか、俺を幸せにできるの、愛花だけだ

さとし
そして愛花を幸せにできるのも、俺だけだ

さとし
だから天国でも、俺に恋してほしい

さとし
馬鹿みたいなこといってんの分かってる

さとし
でも俺、今度は本当に、本当の意味で愛花を笑顔にしたい

さとし
ずっと待ってるから、愛花も待ってて

さとし
愛花、ありがとう

さとし
本当にありがとう

さとし
心の底から愛してる

さとし
愛花、またいつか必ず、会いに行くからな

俺の勝手な想像だけど、きっと
俺の想いが愛花に届いたんじゃないかって
思った
それで愛花が俺の愛の重さに
笑ったんじゃないかって
愛花はこれからも俺の恋人として
俺の心の中で生き続ける