ナムジュンside
ホソク
俺は彼の前に立った。
ナムジュン
ホソク
またあの笑顔。
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
ナムジュン
ナムジュン
俺の言葉に、彼はどうしてかポカンとした顔で俺を見上げていた。 そして次の瞬間、また笑った。
ホソク
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
変わらない笑顔の彼が、どこか怖かった。
ホソク
ホソク
ホソク
ナムジュン
さも当たり前のように言った彼に、やっぱり俺は腹が立った。
ナムジュン
ホソク
ナムジュン
ホソク
さっきの彼の笑顔に惹かれた自分が情けない。 この人は本当に、“こういう人” なんだ。 ファンに見せる笑顔も愛嬌も、共演者に向ける態度も表情も、全部表向き。 この人には、裏の顔がハッキリあるんだ。
ホソク
そう言って、また俺の横を通り過ぎた。 ああもう、なんでだよ。 俺は誰かを嫌いになんてなりたくないのに。 彼は、俺が一番苦手で、嫌いなタイプだ。
ホソクside
マネージャー
ホソク
雑誌を見ながら言った僕に、彼は苦い顔をした。
ホソク
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
聞いて損した。みんな代わり映えしないのばっかり。 でも、あのBTSと……って、面白いこと言う人もいるんだ。
マネージャー
マネージャー
ヘアメイクされている僕を、不審そうに見る彼。
ホソク
ハッとしたような彼。 どうしてそんな顔するの?僕がこういう人間なのはあなたのせいじゃないのに
コンコン
ホソク
そのノックに返事をすると、予想してなかった人がドアを開けた。
ホソク
グク
僕が近づくと、一歩下がる彼。 ああ、人見知りなんだっけ?
ホソク
グク
ホソク
グク
ホソク
彼の差し出した紙袋を、僕は受け取った。 どこかホッとしたようなマンネくん。
ホソク
用は済んだはずなのに、なかなか僕の前から動かない彼。 首を傾げると、じーーっと僕を見て言った。
グク
ホソク
グク
グク
思ったより単純な質問に、気が抜けた。
グク
ホソク
グク
真顔なのに満足そうな彼が、面白かった。
ホソク
グク
礼儀正しくお辞儀して、出て行った彼。 僕は紙袋を置いて、鏡の前に座り直した。
マネージャー
ホソク
マネージャー
彼は勝手に紙袋の中身を出して、僕の目の前に出した。 可愛らしくラッピングされた小さな袋。 多分、中身はクッキー。
ホソク
ホソク
ジョングクside
ジニヒョンに言われて、スタジオにいるあの人の控え室にお詫びを持って行った。 出迎えてくれたその人は、きれいな色のスーツを着て、いくつもアクセサリーを光らせていた。
ホソク
俺はあまり初対面の人に興味はないし、むしろ苦手だけど、この人は違った。 すごくかわいらしくて、愛嬌もすぐやるし、愛想笑い浮かべた他のやつと同じだと思ってたのに。 この人と話してても、嫌な気持ちが全くしないんだ。 それはきっと、この人は俺という男に、全く興味を持ってないから。
ホソク
俺に興味ないのに。 俺も興味ないのに。 名前を呼ばれて、少し嬉しかった。
控え室に戻ると、予想通りテヒョイヒョンが飛んできた。
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジン
グク
他のヒョンたちはあの人のこと敬遠してるのに、このヒョンは変わらない。
ジン
グク
ジン
このヒョンは、あの人のことどう思ってるのか分からなかった。 お詫びもあげるくらいだし、嫌ってないっぽいけど。
グク
ジン
グシャァッッ ペットボトルが潰される音が響いた。
ジン
一番分かりやすいヒョンはこの人だった。 ナムジュニヒョンは怖い顔でペットボトルを握りしめてた。 あの生放送以来、ヒョンはあの人のこと、ホントに嫌いになったみたいだった
ナムジュン
ジン
ジミン
ジン
なんであの人、ナムジュニヒョンに嫌われるようなこと言ったんだろ。しかも笑顔で。 あんなの、ヒョンじゃなくても反感買うのは当たり前なのに。 ……でもあの人、別に気にしてなさそうだったな。
ユンギ
グク
ユンギ
ソファに寝転んだユンギヒョンは、俺を見た。
グク
グク
グク
ナムジュン
ヒョンがここまで人のことを言うのは珍しかった。 なんであの人は あんなに優しいナムジュニヒョンに嫌われるようなことしたんだろう。 わからない。
コメント
7件
ナムさん、怒らないでぇぇ!💦 ホソクさんがますます謎に包まれていく……(・・*悩)。。oO 次回も楽しみにしております❣️ ご自分のペースで頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧
わお、… ナムさん激おこ … 、、 ホソクさんも 悪気はないと思うんだけどな … なにか隠してるのか!? とも思うし、ホソクさんはまだ謎多き人だ … 🤔🤔 ナムさん 1回落ち着こう !?!? 次回も楽しみにしてます! 自分のペースで無理せず頑張ってください💪💪