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私は銀時にどうしてもと、お願いされ結局折れてしまった。 どうやら、手伝いというのは、お客さんのお願いで とある男勝りな女の子を女の子に目覚めさせてほして欲しいとかなんとか。

ヒイラギ燐

あの...少し疑問なんだけど...

ヒイラギ燐

なんで男勝りな女の子を男の裸を見るのが嫌な僕が女子に目覚めさせるの...?

ヒイラギ燐

普通こう言うのって僕じゃなくて男の君達がやる事じゃ無いの...?

銀時

そいつからしたら俺なんかもういい年したおじさんだし、新八はこれだし...

銀時

蓮斗に関してはチャラいし...

新八

いや、これってどう言うことですか、せめてハッキリいってくださいよ

ヒイラギ蓮斗

え〜俺チャラいを抜いたらイケメンでしょ〜?

神楽

確かにこの中で性格も見た目も1番イケメンなのは燐アル

渋々その依頼を了承したあと、依頼者が家にやってきた。 それは白い長髪のニコニコした男だった。

東城歩

おぉ!これはかなりのイケメン!これなら若も女心を取り戻すこと間違いない!

東城歩

でもポニーテールが若と被ってますではないですか!!

その男は東城歩というらしく。 僕を見るなり360度ぐるぐる回りながら見てくる。

ヒイラギ燐

いや知らないよ...髪型くらい好きにさせて...?

東城歩

その長さだと、下ろしてもズラとキャラ被るしな...

ヒイラギ燐

どうでもいいでしょう...キャラ被りなんて...

東城歩

とりあえず燐さん、その服じゃ男か女か微妙なところなんで、

東城歩

この服に着替えてもらえますか?

ヒイラギ燐

仕方ない。どうなってもしらないからね。

 

 

僕は1人で待ち合わせ場所で待たされていた。 後ろを見ると木陰で身を潜めている3人。 目が合うと、3人は同時にグッと親指を立ててきた。 しばらくすると、東城さんが女の子をつれてやってきた。

黒髪にツインテール、目には眼帯。 可愛らしいミニスカートの着物の女の子だった。 緊張しているのか頬を赤らめている。

柳生九兵衛

君がお見合い相手の方か...

ヒイラギ燐

あ、はい...君は柳生九兵衛さんだよね?宜しく俺は燐っていいます

ヒイラギ燐

柳生九兵衛

??女みたいな名前しているな

ヒイラギ燐

よく言われるんですよ...ハハッ

東城歩

若ァァァァ!!燐殿気に入られましたか?!

東城歩

こんなにイケメンなんですよ!!ほらよく見てください!!

そう言うと東城さんは僕の肩を掴むと前に押して九兵衛さんに近づける。

柳生九兵衛

っ!!///

距離が5センチくらいに縮まり、 一瞬驚いた顔をした九兵衛さんだったが顔を赤らめてそっぽ向いてしまった。 しかし、そんなことより東城さんに肩を掴まれた事によって、 僕は驚いて大声を上げそうになっが既のところで口を抑える

柳生九兵衛

どうかしたか?

心配そうに九兵衛さんがきいてきた。

ヒイラギ燐

い、いや大丈夫...

東城歩

あまりの若の美しさに見惚れてしまったんですよ!!

柳生九兵衛

東城、勝手な事を言うな。

何故かまだ肩から手を離さない東城さん。

ヒイラギ燐

離して...

東城歩

ん?なんか言いましたか?燐殿

ヒイラギ燐

離してって言ってるのおお!!

思わず僕は東城さんの顔面に思いっ切りパンチを食らわす。

東城歩

ごぶっ!!!

鈍い音と共に数メートル東城さんが飛んでいった。

柳生九兵衛

東城!!何をするんだ貴様!!

倒れた東城さんに駆け寄った九兵衛さんが言う。

ヒイラギ燐

す、すまねぇ!東城さん!お、俺、男のくせに男に触られるのが苦手で...

柳生九兵衛

え...

その瞬間、何故か九兵衛さんが何かにときめいた顔をした。

柳生九兵衛

...君も男性が苦手なのか

ヒイラギ燐

えっと...簡単に言うとそうです...

柳生九兵衛

...君とは話が合いそうだ。

そう言って九兵衛さんがこちらに手を伸ばす。

ヒイラギ燐

そう...ですね

そしてぎゅっと手を握った。 男性に触れると九兵衛さんはその人を投げ飛ばしてしまうと聞いていたが、 僕のことを男認識しているはずなのに投げ飛ばされなかった。 脳とは関係ない、本能の問題なのだろうか...

東城歩

若が、若が男性と手を繋いでいる...

泣きながら東城さんはその様子をみていた。

ヒイラギ蓮斗

...まさか成功?するだなんてな...

神楽

やっぱり私の目は間違いなかったネ

銀時

何言ってるの神楽ちゃん?これは俺のお陰だよ?

新八

いいから行きますよ‼︎

それから僕達は3人でデパートのレストランにきていた。 東城さんはかなり邪魔だが、 九兵衛さんは無口ではあるが同じ境遇(?)ということもあり話も合う。

柳生九兵衛

ほんとに君は話しやすいな...まるで異性と話しているとは思えない

ヒイラギ燐

はい...(...同性だからね...嗚呼...良心が痛む...)

すると、急に何処かで銃声が聞こえてきた。

柳生九兵衛

な、なんだ今の銃声は?

強盗

いいかお前ら、今からこの建物は俺達が占拠する。

強盗

勝手に行動した者は容赦なく殺す!!

それはテロリストらしき男達。 数十人とかなり多い人数で全員が銃をもっているという最悪の集団だ。

東城歩

厄介なことになりましたね。若ここは私が

柳生九兵衛

敵があんだけ銃をもっていて、これだけ一般市民がいれば僕達が行ったとしても死人がでるだろう...

柳生九兵衛

ここはスキが出来るまで従うしかない。すまない燐くん、必ず僕が君を守るから安心してくれ。

ヒイラギ燐

それは俺のセリフです...(あああ、本当に運が悪いな、てか銀さんたちはどうなったんだろ?)

強盗

よし、女一人こっちによこせ。お前にしよう、俺のところに来い。

テロリストが九兵衛を見て言った。

東城歩

若に何しようって言うんですか!!連れていくなら私にしてください!!

柳生九兵衛

東城、僕なら大丈夫だ。もしかしたら僕が行くことによってあいつらのスキをつけるかもしれない。

ヒイラギ燐

待って、行くなら僕が行く

柳生九兵衛

しかしあいつらは女が必要なんだろう、君では...

ヒイラギ燐

九兵衛さん、実は僕女なんだよ。

東城歩

燐さん!!それは秘密で...!!

ヒイラギ燐

こんな状況でそんなこと言ってる場合じゃ無いよね?

そう言うと、僕はテロリストの方へ歩いていった。

強盗

おい、俺が呼んだのはてめぇじゃねーよ。女を呼んだんだよ。

ヒイラギ燐

....僕は女だ...

一瞬周りは静寂につつまれる。 そして、テロリストは一言、

強盗

いや、男ですよね?

ヒイラギ燐

女だっての!!...人質を僕一人にしてほしい、他を解放して...

強盗

は?なんでお前の要求をのまなきゃなんねーんだよ、状況わかってんのかお前。

ヒイラギ燐

こんな大人数を人質に取ると見張りきれ無い...そのうち不利になるよ?

強盗

うっ...

ヒイラギ燐

それに僕を誰だと思ってるの...?

ヒイラギ燐

僕は、真選組の殆どの人と知り合いだぞ

僕の話に納得したテロリスト達は、 私だけを人質をとることにしてほかの人は皆建物から解放した。

柳生九兵衛

彼女を助けないと...

東城歩

しかし、今私たちが動けば燐殿は撃たれてしまいます。

東城歩

流石にこの人数相手に、燐殿からあの近距離の銃弾を防ぐのは不可能です

柳生九兵衛

...待っていてくれ、必ず助ける

東城歩

あのー...若..?話聞いてます...?

 

  

 

銀時

やっちまったなー、1階でパフェなんか食ってるんじゃなかったわー。

新八

3人とも無事ですかね

万事屋の4人は1階のファミレスにいたため、 騒動が起こった時も無事だったのだ。 そして入口から九兵衛さんと東城さんが出てくる。

新八

あ、東城さんに九兵衛さん!燐さんは?!

新八くんが2人に駆け寄る。

柳生九兵衛

すまない、燐はひとりで人質を請け負って、あの場に残ったんだ。

柳生九兵衛

助けようにもあの状況は悪過ぎた。しかしかならず助ける。新八くんたちも協力してくれ。

神楽

あたり前アル!

すると、パトカーの音と共に「道をあけろー」という、 メガホン越しの声が聞こえてきた。 真選組がやっとこの騒ぎに駆けつけにきたのだ。

先に来て双眼鏡を覗いていた隊士に近藤さんが聞く。

近藤

敵の数は

ザキ

恐らく20はいるでしょう。今丁度動きがあって、大勢いた人質が解放されて、人質はひとりになったらしいです。

近藤

なるほど

すると真選組の元に万事屋がやってくる。

近藤

ん?万事屋じゃねーか、こんな所でなにしてんだよ

近藤さんが聞く。

新八

人質なんですけど...、実は燐さんなんです...

近藤

は?!

近藤さんは驚きのあまり硬直する。

土方

なにやってんだあのバカは...

土方はそう言いながらタバコを咥え、火をつけた。

新八

悪いのは僕達なんです、依頼を手伝って貰っていたらこんな事に...

神楽

だから私たちが助けるアル!

沖田

助けるっつったって、どう助けんでィ

銀時

そのうちテロリスト達は真選組と交渉しだすだろ、その間に俺達がこっそり燐を救出するってのはどうだ?

銀時が提案を出す。 すると、東城さんと九兵衛さんも話に入ってきた。

柳生九兵衛

僕達にも手伝わせてくれ

そして、万事屋と柳生家の2人で真選組がテロリストの気を引いているあいだに僕を救出しにくる作戦で決定したのだ。

 

 

その間、僕は縄で縛られ、テロリスト数人に見張られていた。 頭には銃を突きつけられていて、下手には動けない。

強盗

真選組が来たぞ!

テロリストの1人が窓の外を見ながら言った。

ヒイラギ燐

...!(みんなか...絶対怒られるよね...)

近藤

何が目的だテロリストども!

下からメガホン越しの近藤さんの声が聞こえる。

強盗

フッ、来たか真選組。俺たちの望みは攘夷活動に必要な資金調達だ。

強盗

今すぐにここに3億持ってこい。そして逃亡に必要なヘリもよこすんだ。

強盗

要求がよめないというなら...

するとテロリストのリーダー的な人が僕の腕を掴み、窓の所に連れていく。

強盗

真選組の知り合い──...ごふッ

ヒイラギ燐

気安く触らないで

僕を掴んだテロリストに頭突きをお見舞した。

強盗

てめぇ!リーダーに何しやがんだ!!

カチャッとテロリスト達は一斉に僕に銃を向ける。

近藤

燐ちゃん!!分かった!すぐに用意しよう!

近藤

それよりお前たち腹も減っているだろう、なにか食料を用意しようじゃないか!

強盗

そんなこと言って、俺たちを油断させようたってそうはいかねぇよ!

強盗

でも、真選組の腹踊りなら見てみてーなー。今そこでやって見せろよ

ゲラゲラ笑うテロリスト達。

沖田

ムカつく野郎たちですねィ。でもまぁ仕方ねぇな、土方さん腹踊りおねがいしやす

土方

なんで俺なんだよ!!こういうのは近藤さんの役目だろ...

近藤

え?!全員でやるんじゃねぇのかよ!俺一人でやってたら馬鹿みたいじゃん!!

3人が揉めている様子を見て、心底楽しそうにするテロリスト。 しかし、そのせいで完全に油断していた。

カタッ

小さな音が聞こえ、後ろを振り向くと、 隠れて手招きしている万事屋の4人がいた。

ヒイラギ燐

っ!

僕はこっそり万事屋の元に行く。 テロリスト達は真選組に夢中らしく、こちらに気がつくことはなかった。

銀時

よし、さっさとずらかるぞ...

しかし、1人のテロリストが気配を感じたのか、 後ろを振り向いて、私たちと目が合う。

銀時

やべ、走るぞお前ら

後からテロリストたちが銃を乱射しながら追ってきている。

ヒイラギ燐

蓮兄、この縄解いて?

ヒイラギ蓮斗

いいぞ‼︎

走りながら僕は蓮兄にお願いした。 蓮兄が縄を解いてくれると、僕は立ち止まる。

神楽

なにしてるアルか!!

ヒイラギ蓮斗

大丈夫〜先に行ってて?

ヒイラギ燐

めんどくさい事起こして...僕は我慢の限界だよ...

ヒイラギ蓮斗

俺も〜❤️

ヒイラギ燐

久しぶりに..,共闘しよう...

ヒイラギ蓮斗

燐と共闘っていつ振りだろ〜ね〜

テロリスト達も立ち止まり私に全員が銃を向ける。

ヒイラギ燐

テロ起こすんなら今度は僕達..

ヒイラギ蓮斗

ヒイラギ兄妹を巻き込ま無い事をおすすめするよ〜❤️

銃弾が放たれた。 僕は隠し持っていた短刀を取り出し、 放たれた全ての銃弾を真っ二つにする。

ヒイラギ燐

蓮兄!!

ヒイラギ蓮斗

分かってるよぉ〜‼︎

そう言い蓮斗は素早く強盗の手を蹴る

強盗

あいでっ!

強盗

ぐわっ!

ヒイラギ燐

っ!

燐は強盗の銃を蹴り遠くにやる

そして、目に見えないようなスピードで旋回しながら ヒイラギ兄弟はテロリストたちを斬っていく。

銀時

おい...これ助けに来る意味あったのかよ...

銀時が言う

東城歩

銀時殿!下のテロリスト達は私と若で一層しました...って、あれ?

東城さんと九兵衛さんが後から来た頃には、 既に僕達によってテロリスト達は倒れていた。

ヒイラギ蓮斗

終わったよ〜。こいつら本当に馬鹿だね〜

蓮斗が気を失っているリーダーを思いっ切り蹴りつけた。

ヒイラギ燐

さ、帰りましょう。僕...疲れた...

近藤

あ!燐ちゃん!!無事だったのか!!銃声が聞こえたから心配してたんだよ...良かった...

泣きながら僕に抱きついてくる近藤さん。

ヒイラギ燐

近藤さん心配しすぎだよ...

銀時

てか、もはやどっちがテロリストかわかんなかったわ。

銀時

さすがチャラ男の妹だよな、テロリスト半殺しにしてる時の動きがそっくりだったわ

銀時が呆れて言う。

沖田

あいつらは運が良かったですねィ、ヒイラギ兄妹が本気ださなくて。

ヒイラギ蓮斗

もう昔みたくヤンチャする気力はもってねぇ〜よ?

あの事件があってから、 真選組ではヒイラギ兄妹が最強という噂が広まっていた。

ザキ

燐の姉御!お菓子買ってきました!

パシリにつかっていた隊士が私の元にポテチを持ってきた。 私は少女漫画片手に寝転がったまま、それを受け取る。

すると、急に持っていた漫画をひょいっと、奪われた。

沖田

姉御太りやすぜ。

見ると総悟がこちらを覗き込んでいた。

ヒイラギ燐

ほっといてよ

ぱしっと、漫画を奪い取ると、ゴロンと転がり、総悟から背を向ける

沖田

てか、姉御そんな顔して少女漫画とは。もしかして割と心の中は乙女なんですかィ

ニヤニヤとバカにしたように笑う総悟。

ヒイラギ燐

そんなんじゃないよ!面白いから読んでるだけ!

すると、総悟は僕から無理矢理漫画を奪い取ると、朗読しだす。

沖田

なになに...やめてっ!私には彼氏がいるのよ!バッ!ガシッ!

ヒイラギ燐

返してよ!てか、擬音まで朗読すんの!?

総悟から漫画を奪おうとしてると、僕がつまずき、総悟に倒れ込んだ。 総悟も支えきれず尻餅をつき、僕が四つん這いでそれに覆いかぶさる形に。

沖田

もうお前を一生はなさねぇ、好きだ

それは漫画のセリフだったが、迂闊にもドキッとした僕。

ヒイラギ燐

っ!!///もういいだろ!!

僕はやっと総悟から漫画を奪い取ると、立ち上がる。

沖田

...姉御今メスの顔しやしたね

ヒイラギ燐

して無いよ!!///総悟いいに加減しないと56すよ!

沖田

やってみてくだせェ、俺ずっと姉御と一戦交えたかったんでさァ

ヒイラギ燐

上等だよ、一生そんな減らず口叩けなくしてあげる‼︎

副長達の幼馴染は少女なのにイケメンな件について

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