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事件解決後。神奈川県警。
深緒は、小さく息を吐いた。 長かった。身体から、ようやく力が抜けていく。
高木が缶コーヒーを片手に近づいてきた。
高木刑事
深緒が顔を上げる。高木は、ニコニコした笑みを浮かべながら言った。
高木刑事
高木刑事
佐藤も後ろから歩いてくる。
佐藤刑事
佐藤刑事
少し冗談っぽい口調。でも、その目は優しかった。深緒は少しだけ笑う。
松田深緒
目暮警部も静かに頷いた。
目暮警部
その言葉に、胸の奥が少し熱くなる。
その時。
後ろから声がした。
萩原千速
深緒が顔を上げる。
萩原千速
萩原千速
降谷と言い争ってから数日。深緒は千速の家に泊まっていた。顔を合わせづらかった。
松田深緒
ーーーーー
千速の家。
テーブルの上には、コンビニで買ったつまみと缶ビール。
横溝重悟
萩原千速
萩原千速
横溝重悟
松田深緒
しばらくして。
萩原千速
そう言って千速が席を立つ。部屋に、深緒と横溝だけが残った。
一瞬の沈黙。横溝は缶ビールを傾けながら、ちらりと深緒を見る。
横溝重悟
松田深緒
ニヤニヤしている。横溝の眉間に皺が寄る。
横溝重悟
松田深緒
深緒は頬杖をついた。
松田深緒
横溝重悟
松田深緒
横溝重悟
呆れた声。でも深緒は止まらない。
松田深緒
横溝重悟
松田深緒
横溝重悟
横溝が深くため息を吐く。その反応が面白くて、深緒は少し笑った。
すると横溝は、不意に真面目な顔になる。
横溝重悟
松田深緒
横溝重悟
図星だった。 深緒は一瞬だけ目を逸らす。横溝はそれ以上踏み込まない。ただ、小さく言った。
横溝重悟
その時。
萩原千速
萩原千速
横溝重悟
即答。
深緒が吹き出す。
ーーーーー
萩原千速
横溝重悟
横溝が帰ったあと。部屋には、缶の転がる小さな音と、テレビの微かなバラエティ番組の声だけが残った。
静かになった部屋で、千速はソファへどさっと座り直した。
萩原千速
松田深緒
千速は缶を傾けながら、ちらりと深緒を見る。そして。
萩原千速
松田深緒
萩原千速
深緒の動きが止まる。千速は視線をテレビへ向けたまま、何でもないことみたいに続けた。
萩原千速
松田深緒
返事がない。千速は小さく鼻で笑った。
萩原千速
萩原千速
図星だった。深緒は缶を見つめたまま、小さく肩を落とす。
千速は少しだけ間を空けてから言った。
萩原千速
萩原千速
ぶっきらぼうな言い方。でも、追い出すつもりがないことくらい、分かる。
深緒は少しだけ笑った。千速はビールを飲み干して、空き缶をテーブルへ置く。
萩原千速
松田深緒
萩原千速
松田深緒
深緒は返事をしない。缶を見つめたまま、黙り込む。
部屋にはテレビの音だけが流れていた。でも、頭の中では、ずっと別の声が響いている。
ーーーーー
松田深緒
松田深緒
松田深緒
松田深緒
自分の声だった。 あんな言い方、するつもりじゃなかった。してはいけなかった。
傷つけるつもりじゃ、なかったのに……
松田深緒
深緒は唇を噛む。 降谷は、怒鳴り返さなかった。“違う”とも言わなかった。ただ、静かに目を伏せただけだった。
思い出す。 降谷の顔。一瞬だけ揺れた目。強く握られていた手。
確かに研二は、深緒の無茶を否定しなかった。けど同時に、危険を軽く扱ったこともない。ちゃんと怒って。ちゃんと心配して。一緒に背負おうとしてくれた。
じゃあ。降谷は?
松田深緒
違う。あの人もきっと。不器用なだけだ。
あの人だって、ずっと寝ずに動いていたはずなのに。
松田深緒
松田深緒
深緒の中で、研二が全てだった。だから勝手に、自分の尺度で降谷を研二と比べ、否定した。
缶を持つ手に力が入る。
松田深緒
ぽつりと零れる。次の瞬間。深緒は急に立ち上がった。
萩原千速
松田深緒
萩原千速
松田深緒
今すぐ謝りたい。ちゃんと話したい。あのままは嫌だ。
萩原千速
松田深緒
深緒はスマホを見る。深夜一時過ぎ。
松田深緒
萩原千速
数秒の沈黙。そして千速は、大きくため息を吐いた。
萩原千速
立ち上がる。
萩原千速
松田深緒
萩原千速
松田深緒
千速は呆れたみたいに笑った。
萩原千速
その言葉に、深緒は小さく頷いた。
#名探偵コナン
コメント
3件
千速さん…(´;ω;`)そして向き合った深緒ちゃん…(இдஇ) そして迫る体育祭(は?)…タスケテ☆