くーコンテスト🌱
起承転結
起承転結
四字熟語の中でも最も有名で最も馴染みやすいものでは無いだろうか
それは物語の流れを四字熟語にしたもの
桃太郎で例えるとするのなら
【起】 おばあさんが桃をみつけ桃の中から桃太郎が生まれる 前提としての現状の説明
【承】 悪い鬼を倒すため鬼ヶ島へ出発 その途中でイヌ、サル、キジを仲間にす 大きく物語が動く前の準備段階
【転】 鬼ヶ島へ乗り込み鬼を退治する 物語の1番盛り上がるとこ
【結】 島の財宝を持ち故郷に帰る フィナーレのところ、ここで感動や伏線回収が行われる
物語とはその4つで成り立っている
それは人生も同じであると言われている
先生
先生
先生
目の前に居る少女を見つめる
三つ編みでまとめられた真っ白の長い髪 若干つり目気味な水色の瞳 1人前である神になると大きくなる羽はまだ天使だからか小さい
この少女に名前は無い 私たち天界の者は1人前の神になってやっと名前が着くのだ
そしてこの子の考えがひねくれているのも少し理由が分かる
先生
彼女はここに来る前手違いで地獄に行きそこで3年間過ごした しかもその間に前世の記憶がすっかり抜け落ちているため命の重さが周りより少し違うのだ
そのため彼女は天使の中でも特殊な者 天国と地獄の狭間人になってしまった
先生
先生
ゴーン...ゴーン...
町中に響く聖なる鐘の音 いつもこの時間にこの学びは終わる
先生
先生
子供
菜月
姿を消して部屋を見渡す
先生から渡された宿題は死を迎える人間の観察だった
将来1人の神として死んだ人間と関わらなくてはならない、そのために今から慣れろってことで来たけど...
部屋に差し込む光で輝く銀色の髪 目の色は美しさを引き立たせるような紫 男の子を見る瞳には優しさが満ちていた
お腹が膨らんでおり、さっきの会話から察するに中には赤ちゃんがいるのだろう そんな2人の空間は優しく暖かい空間だった
陽だまりのような暖かな家族の姿に感じたことのない懐かしさ、それと同時に悲しさも湧いてくる
コンコン
メイド
菜月
菜月
子供
菜月
子供
菜月
子供
子供とメイドが出ていく それを見送る母の瞳はどこか遠くを見つめていた
菜月
菜月
菜月
菜月
こちらを見つめる瞳、どこか逃がさないという意思を感じれる
菜月
菜月
菜月
天野菜月 天野公爵家の夫人であり現在は妊婦 夫の名前は天野カイン 息子の名前は天野誠 夫のカインさんとは国籍が違うので息子とお腹の中の子はハーフである
菜月
そういうと紅茶を1口飲む その動きがとても優雅だった
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
あまり誤魔化すのは得意じゃない だから事実だけを述べた
もしかしたらショックを受けてしまうんじゃないか...
菜月
案外楽観的だった
菜月
菜月
なんて言うかギャップという言葉が似合う人だと思う 見た目は少しでも触れると壊れてしまいそうなほど儚げなのにその中にある意思は硬い
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
運命には抗えない この人が死ぬ未来は生まれた時から決まっていたことだ
こういう時気の利く返しが出来ない自分が嫌いになる
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
私の手を優しく包み、こちらを見つめてくる瞳は真剣そのもの
そこで初めて菜月の言いたいことを理解する
そして本当に心底、お前今?って感じでどうでもいいことが引っかかった
菜月
少し目が輝く 嬉しそうで、でもどこか安心している瞳
菜月
菜月
それと同時に頭を撫でられる
菜月
頬に何か暖かいものがつたう
菜月
ずっと撫でてくれる手で思い出した
先生
先生
先生
先生
先生
目の前にいる少女からは少しだけ毒々しさが薄れていた きっといい経験になったのだろう
先生
レティシア
セラ
レティシア
セラ
レティシア
セラ
白い髪に白い瞳 あの人と色彩は違ってもよく似た優しい顔立ち
セラ
レティシア
セラ
セラ
レティシア
セラ
レティシア