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ポケカメン
夜も深けた頃、電気も着いていない真っ暗な部屋でたくさんの人から送られてきているDMを確認する。いつも応援してくれているリスナーからの応援メッセージや体の負担を考え心配をしてくれているメッセージばかりの中に自分と同じグループのメンバーへの批判の声や誹謗中傷も多数来ていて気分が落ちる
なによりも目に入るのは自分に対してのものではなく自分の所属しているグループメンバーに対して言われているもの、それも結構過度な
長年活動していればアンチなんて誰にでも着くものだし俺自身そういう言葉を全く気にする人間ではないから誹謗中傷などは全て無視をし続けてきたが結構過度なもの、ましてやそれが自分ではなくメンバーに対するものだなんて自分が自覚しているより何倍もメンバーのことが大好きな俺には耐えられないみたいで自分にしては珍しくマイナスな感情が募っていく
ポケカメン
思わず声になった言葉は何も聞こえない静かな部屋に大きく響いてあったこともない名も知らない赤の他人なのに普段は傷ついたりなんかしないのに、メンバーが罵られている事実が自分が批判されることよりも辛い
これが自分のDMだからまだいいがもしこれがあの五人の元に届いてあの五人が見てしまったら、必ず傷つくに決まってる
五人を傷つけたくない。五人が傷ついている姿を見たくない。もしあいつらがこれを見てあいつらが辛くなって一人で泣いてたら…なんて考えたくもないのにそんな考えばかりが頭をぐるぐると流れる
ポケカメン
俺が絶対に守るって誓ったのに、全く守れてない 俺が我慢すれば、俺が守ればあいつらは辛い思いをせずに済むだろうか
ポケカメン
だから
ポケカメン
ポケカメン
そんなことがあった翌日。今日は朝からちょこらびハウスで撮影の予定が入っていたからちょこらびハウスへ向かったのだがどうやら早く来てしまったようで鍵も閉まっており中にも誰もいなかった
荷物を置きいつもの定位置に座って昨日の夜のことを考える
ポケカメン
もしあのDMを送ってきたやつが俺だけじゃなくメンバーのDMにも同じことを送っていたら そう思うだけで吐き気がして息がしずらくなって気持ち悪くなる
誰もいない部屋の中、思わずでてきた本音
『お前らだけは絶対に守るから、だから俺から離れていかないで』
なんて自分勝手な言葉。でも五人を必ず守り通す決心があるのはほんとだし嘘じゃない 絶対守らなきゃいけない、自分にとっての恩人
かにちゃん
ポケカメン
なんて考えていたら突然ドアが開いてそこからやってきたのは黄色担当の彼
かにちゃん
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
かにちゃん
さっきまで楽しそうな笑顔で話していたかにちゃんの顔が突然真剣な表情になり意を決した様な声で名前を呼ばれ驚きながら生返事をすると言われた
ポケカメン
かにちゃん
かにちゃんの質問に対して出た答えはいくつかあった。でも咄嗟に返した言葉は偽りの言葉だった
声は震えてないだろうか、表情をしっかり作れているだろうか。何にしろかにちゃんに悟られないようにしなくてはいけない
なぜ突然こんな質問をしてきたのだろうか?最近の記憶にメンバーの前で疲れた素振りを見せた記憶はない
ポケカメン
数分考えた後出た答えはそれだった
平然を装いながら口にした言葉は自分の胸を痛めつける。もし本当にそうだったらどうすればいいだろうか?メンケア担当のふぇにに相談する…いや、もしあいつも辛くなっていたらそんな話聞かせられない、なんなら話を聞いてやらないといけない
色んな思考が頭の中をぐるぐると駆け回る
かにちゃん
かにちゃん
そんな不安がっている俺に帰ってきた言葉は彼らしい明るい返事。嘘をついている様子もないしなにより彼は嘘をつくのが下手だから嘘をついていたらなんとなく気づくからきっとその言葉は嘘ではないだろう
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
ゆぺくん☆★
かにちゃん
ゆぺくん☆★
ポケカメン
かにちゃん
ゆぺくん☆★
かにちゃん
ふぇにくろ
ポケカメン
まいたけ
かにちゃん
まいたけ
ゆぺくん☆★
まいたけ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
さくらくん。
メンバーが次々と集まってきて気がつけば六人揃っていた。 六人でうるさいくらいに騒いで馬鹿みたいに笑うのが好きだ。今だってみんなが哄笑してこの空間が暖かい空気で包まれている
この空間を壊したくない、この居場所をなくしたくない
楽しそうに笑っている五人を見ていると自然とそんな感情が芽生える
ポケカメン
ふと呟いた言葉は賑やかな音の中に静かに消えていった
その後ほんこんさんが来てみんなで何本か撮影を終わらしほんこんさんは予定があり一足先に帰ってちょこらびハウスに特に用事もない六人で各々過ごしていた
今日の五人に特に変な様子は見られなかったし、なにか悩んでいる素振りもなくいつも通り楽しそうにしていて安心した
五人で丸くなって仲良く話している様子はまるで内緒話をしている小学生の男の子達を見ているようで一人微笑んで眺めながらこの後のことを考える
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
まいたけ
ポケカメン
まいたけ
ふぇにくろ
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
まいたけ
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
ポケカメン
かにちゃん
かにちゃん
まさか口に出ていたとは思わなかった ただ追想をしていただけのはずだが口に出ていたんだ。しかもそれを運悪くかにちゃんに聞かれてしまった
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ポケカメン
ゆぺくん☆★
爆発して何もかもをさらけ出し暴走する俺を止めるかのような静かだけど威圧的で冷静だけど語尾が強くて優しいけど半ば怒鳴るような、 紫色の彼のそんな声がちょこらびハウスのリビングに響いた
ゆぺくん☆★
ポケカメン
そんな彼の声に顔を上げる。きっと今の俺は醜い顔をしているから正直見られたくなかったが彼の声は有無を言わさないほど強くでも優しいもので不思議と大丈夫だ、ってそんな気がした
顔を上げた先には目の前には声の主である紫色の彼、その後ろに心配そうにこちらを見ているほかの四人
その光景に少し驚きつつも目の前にいる彼の強い目を見ていると突然パチ、と音をたてて両手で頬を包まれた
多少痛かったが本気で叩くつもりはなかったみたいで痛みはすぐになくなり頬から彼の手の温もりを感じる
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
かにちゃん
ポケカメン
まいたけ
ポケカメン
さくらくん。
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ポケカメン
ゆぺくん☆★
ふぇにくろ
かにちゃん
まいたけ
さくらくん。
「「「俺らを選んでくれてありがとう」」」
五人は眩しい。五人はかっこいい。いつまでも俺の憧れで俺の大好きな人達
こいつらといると幸せな気持ちになって辛いことなんて全部吹き飛んじゃって、出会えて本当に良かったって心から思える どんなときも一緒にいてくれて自分の心の支えでいてくれてそんな五人が好きだ
ポケカメン
ポケカメン
さくらくん。
ふぇにくろ
かにちゃん
ゆぺくん☆★
まいたけ
かにちゃん
さくらくん。
ゆぺくん☆★
「「「…確かに…、」」」
ふぇにくろ
まいたけ