テラーノベル
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主
主
主
主
主
主
都内にあるドズル社のスタジオ。 数時間に及ぶ大規模な生配信が終了し、 機材のファンが回る低い音だけが室内に残っていた
モニターの光が落ち、真っ暗になった画面には 少し疲れた顔をした自分たちの姿が映り込んでいる
おんりー
おんりーは短くそう言って、愛用のキーボードを丁寧にケースに収めた。 配信中はあんなに饒舌に、そして正確に 「最速」を求めて指示を出していたのに...カメラの赤いランプが消えた途端、喉の奥に重い石が詰まったような感覚に陥る
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
隣で伸びをしながら、MENがいつもの飄々とした調子で笑いかけてくる。 その言葉は、相棒としての信頼に満ちていた けれど、今のおんりーにとって、その「相棒」という言葉は、 自分たちを縛り付ける呪文のように聞こえてしまう
おんりー
おんりー
おおはらMEN
おおはらMEN
MENはスマホをポケットに放り込み、椅子をくるりと回転させて おんりーの方を向いた 至近距離で合う視線── MENの瞳はいつも穏やかで、すべてを見透かしているようでいて 肝心な自分の本音だけは決して見せてくれない
おおはらMEN
おおはらMEN
MENの誘いはいつもさりげない 断る理由なんてない。むしろこの時間が終わってほしくないとさえ思っている けれど、おんりーはわざと視線を外して、カバンのチャックを閉める音で沈黙を埋めた
おんりー
おんりー
おんりーの精一杯のわがままに、MENは一瞬だけ目を見開いた いつもなら「じゃあ、あそこにする?」とすぐに提案が出てくるはずなのに、今日のMENは少しだけ迷うような素振りを見せる
おおはらMEN
おおはらMEN
スタジオを出てエレベーターに向かうまでの短い廊下 二人の肩が触れそうで触れない距離で並ぶ オンラインの世界では、どれだけ離れていても座標で繋がることができる けれど、こうしてオフで隣に立つと、たった数センチの距離が まるで宇宙のように遠く感じられた
おんりーは、MENの指先がわずかに震えていることに、まだ気づいていない ──そしてMENもまた、おんりーがさっきから何度も自分の顔を盗み見ようとしては、諦めていることに気づかない振りをしていた
「相棒」という安定した関係を壊してまで ──その先にある「何か」に手を伸ばす勇気は、まだ二人にはなかった
主
主
主
コメント
6件
新作、、っ?!めちゃ楽しみ、、!! 投稿全然遅くないから安心して(((←🐢極めてる人類 えまじで楽しみなんだけど、この時点で天才すぎて昇天しちゃう、、()
見るの遅れてしまい、すいません! 相変わらず一話だけで神作…✨ フォロー1000回くらい押したい…クッ… ハートできるだけ押させてもらいます!