/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
蘭
34話
看護師
色々注意
看護師
NEXT♡2-3000m(*_ _)m
紫桜
......まま寝れたかな、
蘭
どうだろ.....眠剤飲ませてると思うから、
紫桜
ん、
蘭
灰谷春の面会に来ました
看護師
承知致しました。何かお渡しするもののご用意はありますか？
紫桜
これっす.....うさぎのぬいぐるみ
看護師
......少し触って確認しても？
紫桜
うす
看護師
...........
看護師
こちらはお渡し出来かねます
紫桜
え、
蘭
？ネットで調べたらぬいぐるみとかは平気そうでしたけど.....
看護師
耳の長さが規定に反してしまいます....。現段階、春さんはそのような様子ありませんでしたが、いつ自分に手を掛けるようになるかわかりませんので
紫桜
なるほど...........
蘭
じゃあ帰るまで預かっててもらっていいですか？
看護師
勿論です。お預かりしますね
看護師
こちらでお待ちください
蘭
はい
紫桜
うげ、くっら
蘭
全体的に暗すぎる......
看護師
春さん〜面会来てくれましたよ、
春千夜
ｸﾞｽｯ....ﾋｯｸ...........
蘭
！
紫桜
ママ......
看護師
春さん、目擦っちゃダメですよ.....
看護師
私はこれで.....何かありましたらすぐに来ますので
紫桜
はい
蘭
了解です、
春千夜
ぅー
蘭
春ちゃん、
春千夜
......ぅ？
紫桜
....ずっと泣いてたの、
春千夜
ぅう゛〜、
春千夜
ひどぃ、きらい゛......
蘭
うん。
紫桜
そうだね、ごめんね
春千夜
んんぅ゛ｯ......きらぃ゛！！
春千夜
ﾊﾞｼｯ！！！
紫桜
ｯ......
蘭
！
紫桜
ママ......大丈夫だよ
春千夜
うぅう〜......ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫桜
怖いね、....
蘭
ごめん、何も言わずに無理やり連れてきて......
春千夜
ぅうーうー
蘭
ちゃんと毎日会いに来るから......ね、((手を握る
看護師
あ、居た居た......春さん〜
春千夜
、ぅ？
看護師
昼食の後のお薬飲みましょうね
春千夜
ゃ
看護師
よし、((口に粉末を入れる
蘭
！......（雑だな、、）
春千夜
！！やぁあ゛ｯ！ﾓｺﾞﾓｺﾞ
看護師
大丈夫ですよー、((水を飲ませる
紫桜
（強引すぎる、）
春千夜
ぶあｯｯ......
看護師
面会時間残り30分ですね。館内放送かかりますので
蘭
あ、はい
春千夜
ｽｩ......ｽｩ...........
紫桜
ﾕﾗﾕﾗ......((膝に春千夜を乗せて前後に揺れる
蘭
......ご飯も食べてるみたいで良かった
紫桜
だね、、なんか、無理やりそうで怖いけど
蘭
うん
面会時刻終了です
蘭
！......((座らせる
春千夜
ゃ、
看護師
何も持たせてませんか？
蘭
うす、大丈夫です
看護師
了解致しました。では。
春千夜
ゃだ、やだやだ
春千夜
やだｯ！！
蘭
大丈夫だよ〜、
春千夜
ぅうあ゛ぁ゛あ゛ん゛ｯ......ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫桜
明日も来るね〜、大丈夫だよ
ｶﾞﾁｬﾝｯ
ぱぱぁああ゛！！ しいち゛ゃ......！
紫桜
いつまでの予定だっけ
蘭
取り敢えずは1ヶ月様子見。検査入院的な感じ。そこで度合い見て決めるらしい
紫桜
そっか
3週間後
蘭
！春ちゃん〜
春千夜
、
春千夜
......
看護師
すみません......昨日の夜から一切話さなくなってしまって、。声帯に異常は無かったですし、春さんが意図的に声出してくれないのかと、。叫び声は出てたので
紫桜
！
蘭
...........そう、ですか...
春千夜
......
蘭
あ、そーだ、このぬいぐるみ可愛いでしょ♡紫桜が買ってきてくれたよ
春千夜
......
紫桜
くまさん可愛くない？
春千夜
......ｷﾞｭ
紫桜
！......w
春千夜
.....ｸﾞｽｯ
蘭
......((背中を撫でる
紫桜
大丈夫....また来るよ
春千夜
ふ、ぇ.....ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
蘭
よしよし......((涙を拭う
面会終了のお時間です
春千夜
ゃぁあ゛ぁあ゛あ゛ぁ！！！！！！
蘭
！！
紫桜
ママ、！
春千夜
ぅあ゛ぁん゛！！ｼﾞﾀﾊﾞﾀｯ
蘭
ｯ大丈夫だから、！暴れないで〜！
看護師
春さん〜戻りましょうね〜
春千夜
ゃ゛ぁあ゛！！！
看護師
嫌じゃないですよ〜、((車椅子を近くに寄せる
蘭
んしょ......
看護師
ｶﾞﾁｬｯ......((ベルトをつける
春千夜
や゛！！！
蘭
大丈夫......
紫桜
大丈夫だよ.....絶対毎日会いに来るから。ね、((ぬいぐるみを持たせる
春千夜
ぅう゛〜、
看護師
では、失礼します
蘭
はい、
春千夜
ぱぱあ......しいちゃ...........ｸﾞｽｯ
春千夜
んぅ......((手を伸ばす
紫桜
、...........
泣きながら懇願するように 手を伸ばす母を見て 思わず手を取ろうとした。
伸ばした手に、母は酷く喜んだ様子で 助けてくれる。と思ったかのようだ
何もしてあげられない
だから俺は右手をおろした
春千夜
、...........
手を伸ばして掴んでいたら こうはならなかったんだろうな。
春千夜
もう、
みんなきらい
紫桜
................
母はもう。泣き叫ぶことも 悲しむこともしなくなった。
俺らに心底呆れたように。 無論見捨てる気などなかった
ただ、生きていて欲しかった
そう願って この選択をした
ああ、
俺らはどこから間違えた？
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
