復縁を求めて

復縁を求めて

#／７

新しい一日が始まる。 いつもは楽しみな 登校も、今日はそんな風に 感じなかった。

学校に行きたくない。 そんな言葉がおれの頭の中で ぐるぐるしている。

たまには気分転換として 学校を休むことにした。

昼前。授業中である時間に じゃぱぱから連絡がはいる。

それからいくら通知がきても 返さないようにした。

朝から何も食べずにいたので、 さすがにお腹がすき、 昼食をとることにした。

そっと溜息をつき、 コンビニに向かう。

住んでいるところは 割と都会なので、コンビニは 近く、他にも多くの建物が あった。

コンビニに向かう途中、 じゃぱぱが 息を切らしておれの方に 走ってきた。

じゃぱぱはおれのことが 心配で学校を抜け出して ここまできたと言う。

わざわざ学校を抜け出してまで おれに会いにきてくれて、 わざわざおれと一緒に 帰ろうとしてくれていた。

なのに冷たい返事をして 1人でコンビニへと歩き始める。

なんの事なのか 全く分からなかった。

このとき一つだけ分かった ことがあるとすれば、 じゃぱぱは今にも 涙が溢れそうな目で おれを見つめて、 おれのことを心配していた。

君は…本当に優しいなぁ…

#／７ 君への態度