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君と踊る時間に花束を

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君と踊る時間に花束を

3 - 第2話 心地よい放課後

2025年03月21日

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放課後

アキ

ごめんね〜急に呼び出したりして

トラ

うん...

アキ

まだ慣れてくれないの?笑

アキ

こんなに話してるのに笑

どんな反応をすればいいのか分からなくて戸惑ってしまう

アキ

ごめんね笑

アキ

戸惑わせちゃったかな笑

トラ

あっ...えと、大丈夫

アキ

ほんと?笑

なんかアキといると調子が狂う

アキ

先生に頼まれたものがあるからさ、

アキ

終わるまでトラくん一緒に居てよ

トラ

えっ..

アキ

俺、せっかくならトラくんと帰りたいしさ

トラ

わかった

どうしてアキがそんなに優しく笑っているのかが僕には分からなかった。

アキが先生から頼まれたものをしている間

僕は本を読んでいる。

ほんとは進路希望書を書かないといけないけれど

今それを書くわけにもいかない

ふと隣を見る。

アキ

〜♪

そういえばこいつ結構学校でモテてるんだっけ

こいつが好きになる理由が分かるかもなぁ

ぼーっと見ているとアキがこちらを向いてきそうだったから

慌てて目線を本に戻す。

アキ

トラくんってよく可愛いって言われない?

トラ

えっ...可愛い?

アキ

なんか俺の弟とよく似てる笑

トラ

いやいや...でも...

トラ

あの...

アキ

うん

相槌を打ちながらしっかりと話を聞いてくれる

トラ

やっぱいいや笑

アキ

笑笑

なんだか居心地がいい

この夕方の放課後の時間がずっと続けばいいのに

そう思った。

アキ

あららー

アキ

こんな時間になっちゃったね

アキ

早く帰らなくて大丈夫?

あぁ、家に帰ったら進路の事で親に詰められるんだろうな

このままずっと学校でいたい

この夜が空けないでほしい

聞いてるー?

トラ

うわっ

アキ

なんかトラくんたまにぼーっとするよね笑

アキ

大丈夫?

トラ

一緒に帰ろ

アキ

しまった

とっさに口に出てしまった

アキ

笑笑

アキ

うん。一緒に帰ろ

トラ

...

アキ

あはは笑

アキ

トラくん恥ずかしいの?笑

トラ

...うん

アキ

どうしてアキの笑顔はこんなにも優しさで溢れているのだろう

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