忌み子の僕を助けてくれたのは、僕の妹。

【読書をしていたら】

僕は、部屋で本を読んでいた。

…てか、それしかやることがない。

妹の紗奈は、人見知り。

そして、僕は引きこもり。

あれは、遡ること1年前。

僕は、【小説家】という職業に就きたかった。

でも、妹の紗奈が死ぬってことは、【僕は1人になる…】ということだ。

興味？そんなの持たない。

なぜなら、僕らにはこんな過去があったから…

これは、僕と紗奈の過去。

僕は、話せない。

毎日、毎日吐き出す様な暴力と、 蔑んだ目の毎日を繰り返す。

少女は、僕にそう聞きかえす。

絶対に、話してはいけない。

その子は、僕に似ていて…

僕は、生まれてからすぐに【忌み子】と名付けられた。

僕は、正直に1回頷いた。

意味:違う。

意味:うん。

他にも、色んな質問を答えた。

…私のこと、覚えてる？

記憶は、そこで途切れている。

僕は、【バタリッ】と倒れてしまった。

僕は、夢を見た。

これは…僕の夢？

紗奈…？

視界がグラグラする。

彼女の寿命もあと1年。

その時だ。

よくも…紗奈を…！

僕は、手に握りしめてナイフを、村人の心臓を目掛けて刺し殺す。

そして、僕は右足を撃たれる。

ありがとう…

Normal End#忌み子の2人。