岩及 岩泉一×及川徹 すごく短い ゆるゆる、平和 急に始まり急に終わる 「あれ取って！」

えへへ、と笑いながらそう言う及川。

そう言うと、だよねー、と言いながら彼はニコニコしていた。

今日は機嫌がいいらしい。

今日のトスはかなり調子よかったし、機嫌がいいのも納得できる。

ひょこっと花巻と松川が割って入ってきて、そう言った。

俺たちの正面から…花巻と松川の背後から…国見と金田一が顔を出した。

国見がぐっとのびをしながら、そして金田一はそれを横目に、今日は大変でしたねー、と俺たちの輪に入る。

そういえば、休憩なのに水分をとっていなかったなと思い、ドリンクのかたまった場所の近くにいた及川に声をかける。

置いた場所を言うと、及川は俺のを探して、それを手に取った。

及川が謝って俺のことを下の名前で呼び、俺もそれにつられた。

うわ、くっそはずい…

けど、名前で呼ばれるのは久しぶりで、なんだか懐かしかった。

花巻、ほんとふざけんな、はっ倒すぞ

松川、そんなにさわやかに言うな、恥ずかしさが増す

国見、いいと思いますじゃねぇよ、よくねぇよ

金田一、照れんな、俺らの方が恥ずかしいんだよ

その後、みんなに一か月間からかわれ続けた。