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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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────amatsuki────

96猫

りょ!

村瀬 蛍

おやすみです。

96ちゃんが蛍っちの腕をつかみ、階段を駆け上がっていく

センラさん

じゃあ僕らもそろそろ....

そらるさんとアイコンタクト(だっけ)をとり、2階へ上がった

浦田さん

あーあ、ねっむ。

まふ

さっきまでゲームしてた輩が何言ってんの....

最後の2人も就寝しようと上がろうとするが、

天月

ちょっと待ってェ!

浦田さんの裾をがっちり掴んだ

浦田さん

え?何ぃ?

眠そうに目を擦りながら僕を見る

天月

僕はッ、僕はどこで寝れば!?

僕が問い詰めるように聞くと、 なんだ、そんな事か。 と浦田さんは嫌ぁな感じに口の端を上げた

なんで、こうなったんだろ。

あ、これだけじゃ分かんないよね。

僕は今、ソファで横になってます。

なんか、僕もベットで寝ようとしてたら

浦田さんに

浦田さん

「余計な洗濯物を増やした罰だ。」

って言われて、気づいたらソファに居た

天月

寒っ.....!!

浦田さんってば 毛布ぐらいくれても良かったのにぃ!

秋の夜の冷たい風から逃れるように体を縮め、

無駄にふっかふかのソファに顔をうずめた

そういや坂田って蛍っちが好きなんだっけ。

1歩間違えたら犯罪だね。

あはは。

........笑えねぇ

えっと、多分蛍っちが18でしょ?

で、坂田が27か28だから....

わぁぁお!10歳差だぁ!

僕が蛍っちの親だったら、そんな年上のやつに娘を預けれないなぁ

うん、うん。

あ、素朴な疑問なんだけど

蛍っちの親ってどんな人なんだろ。

浦田さんの話から聞く限り、一人暮らし。 だと思う

ちょっとしたことで気になってくるよね~

てか蛍っちのこと全然知らないじゃん!

まあこっから仲良くなっていくんだから

焦ることもないけどね。

さ、寝よ寝よ

村瀬 蛍

ぶえっくしょぉぉいッ!!!

96猫

ふぇっ!?何何!?

私のくしゃみで96ちゃんが飛び起きた

村瀬 蛍

あ、すんません"

村瀬 蛍

くしゃみっす。

鼻をすすりながら96ちゃんに説明する

96猫

風邪?

眠気と格闘しながら、96ちゃんは心配そうに聞いてきた

村瀬 蛍

いや、なんか寒気が....

秋だからかな?

私は毛布を多めにとった

96猫

ふーん。

96猫

季節の変わり目って風邪ひきやすいからねぇ....

気をつけなよ。 という視線を私に送ったあと、96ちゃんは背中を向け、眠りにつく

村瀬 蛍

うーむ。

そういう感じなのかなぁ?

まあ、いっか。

明日も早いし、もう寝よ。

────uratamuki────

浦田

ふゥわぁぁ.....

ぱっちり覚めた目、大きなあくびをしながら

俺は体を起こす

浦田

んぅ....

ベット脇にあるスマホを取り、時間を確認

浦田

6時か。

早起きジャーン。

俺、偉いジャーン

まふ

クリスマスプレゼントなんてぇ.....

まふ

いいですよぉ.....

まふが突然、幸せな寝言を呟く

まふ

ありがとうございまぁす....

まふ

んふふ。

いつの間にかまふの口角は上がりまくっていた

浦田

プレゼントかぁ

浦田

なににしよっかな....

スマホを手の上で弄び、リビングに向かった

浦田

はい、俺いちばーん

誰もいないだろうと適当な決めポーズでリビングに入る

ラッキー。

誰かいたら最悪だったな。

例えば蛍とか。

ん?

あれ?

なんで今、俺、1番に蛍を出した?

他にもっといただろ。

あれぇ?なんでだろ。

それは全く分からんが、一つだけ言えることがある。

「俺は昨日からおかしい。」

おかしい。って言い方もおかしいか

あれっ?何言ってんだ俺

でもなんか変ってことだけは覚えといて

天月

ごめんなさいぃ......

浦田

あ、?

最近聞いたボケェの声が聞こえてきてソファに目を向ける

天月

んふぅ....

あ、そっか

ここで寝かせたんだった

浦田

このボケが...

俺が皮肉を込めてボケェの額にデコピンしようとした時、

天月

あぁ!それだけはッ....!!

浦田

きっしょ

なんちゅう夢見てんだよ

俺はボケェの額にデコピンをくらわそうとしたが、

浦田

はぁ.....

何を思ったのか2階へ毛布を取りに行ってやった

バサッと毛布をボケェにかけてやると

天月

ぐへへ.....

天月

ありがたき幸せぇ〜....

と、笑顔で寝言を呟いている

こいつ、起きてんじゃねぇの?

疑いを持った俺は あま が怒りそうな言葉を投げかけた

浦田

やーい、ナチュラルサイコパスー

天月

スー......、ハー....

でも あま は静かな寝息をたてるだけで寝言を発することはあまりない

寝たな。完全に。

まあ寝たところで悪いんだけど

そろそろ起こさせてもらうよ〜

浦田

おーい天ちゃん?

だって1人じゃつまんないもん。

天月

んん.....

浦田

起きてー

天月

やだぁ.....

やだじゃねぇんだよ.....!

しょうがねぇ、お前ぇは最後にしてやらぁ

俺は結構イライラしながら階段をあがっていった

『 バンッ!! 』

浦田

坂田ー、志麻ー

浦田

起きて。

乱暴にドアを開け、2人の肩を揺さぶった

坂田

えぇ....まだ眠いよぉ

志麻

まだ6時半くらいやんか.....

浦田

起きてー

ふたりがなんと言おうと俺は手をとめない

絶対起こしてやる

志麻

頼む、夜中ずっとこいつの話聞いてて眠いから。

志麻

まじで寝かせて.....

坂田

頼むわ.....

浦田

起きろ

志麻

おはようございます。浦田さん。

坂田

素晴らしい朝ですね。

光の速さで起き上がり、目がぱっちりのままリビングへおりていく

いやー、良かった良かった。

え?別に圧とかかけてないよ?

かけてないよ?ね?

次はセンラんとこでも行くか。

何故か安心してる自分がいる

めっちゃすんなり起きそうじゃない?

浦田

セーンラっ!

浦田

って起きてるんかい

ほんの少し開いたドアの隙間から顔をひょっこり出すと

スマホをいじってるセンラがいた

センラ

おはよ。

浦田

下行っててねー

もう起きてたセンラは敵ではないのだよ......!!

センラは はーい。と俺の脇を通って階段をおりていく

たんたんたんっとリズムのいい音を背中にベットでごろんと横になっているもう1人の方を見つめた

問題はこいつなんだよな......

浦田

そらるさーん、

浦田

起きてー

結構強めに揺さぶったつもりだが、

そらるさん

..........

びくりともしないし、何にも言わない

天月だったら「やだぁ...」って言ったじゃん?

この人なーんも言わないの。

恐ろしいね。

まふ

諦めた方がいいですよ

浦田

どぅわっ...!!

まふ

なんて声出してんですか....

いつの間にか俺の後ろにはまふがいて、幽霊みたいにぼそぼそっと何かを言っている

本当に恐ろしいのはこいつだ!

まふ

絶対起きないですから。

それだけ言って、ほら、行きましょ。と俺の肩を引いた

浦田

あ、蛍たちもいるでしょ?

俺は隣の部屋へ移動しようとしたが

まふ

いなかったですよ。もう起きてんじゃないですか?

まふは俺の肩を掴んで離さない

浦田

あっそ.....

俺はふてくされたようにまふに従った

あれ、なんで俺、今がっかりした?

変な俺。

この話はナシにしよ。

まふ

ほら行きますよ...!

浦田

へいへーい

浦田

おはよー

かちゃりと静かに開けたリビングの扉

96猫

おっはよー!

すっごいうるさい声が返ってくる

坂田

おっはー!

志麻

おはよ。

あんな駄々こねてたくせに目ぇ覚めてんじゃん

センラ

おはよう。

次々に返事が返ってくるけど、

浦田

あれ、蛍は?

蛍の姿が見当たらない

96猫

わいが起きた時にはおらんかったよ

坂田

俺たちが下来た時も!

ほうほうなるほど。

で、どこ?

まふ

あ、LINE入ってる

迷っているところでまふがスマホに気づいた

まふ

「バイトがあるので先に失礼します。」

まふ

「お世話になりました。って伝えといてください」だって。

まふが多分書かれているであろう文章を読み上げる

LINE交換してたなんて、意外だな。

まふからも目が離せんのぉ.....

坂田

まふ、蛍とLINE交換してるん....?

ほぉれ見ろ見ろ

獣の目したアホが食いついたぞぉ...

まふ

してるけど、なんで?

あーあ、素直に答えちゃって

まあこんだけ証拠だしといて言い逃れは出来んか

96猫

なんで持ってんの....?

お、バカがもう1匹

まふ

べっ、別にいいじゃんか!持ってたって!

逃げ場がなくなってきたぞまふまふくん.....!

96猫

独り占めはだめだよ。ねぇ?坂田さん

坂田

そうだね、96ちゃん。

おおっとぉ!両者スマホを取り出したぁ!

96猫

さぁ、

坂田

交換の時間といこうか....

まふ

いやぁぁぁぁぁっ!

まふ

もう僕お嫁に行けない.......

自分のスマホを大事に抱えながら死にそうな顔で呟いた

んなスマホ見られただけで大袈裟な

坂田

なぁ見て!

坂田

猫 かわいい やって!

96猫

まじうける...!

まふ

ふぐ.....ッ!

坂田

なんでこんなん検索してるん?

まふ

癒しが欲しいご時世だったんです......

96猫

草。

お前ら、やめてやれよ、、、、、、

あ、そうだ

めっちゃシリアスに見えるけど、LINEの友達追加しただけだからね?

それから少し時間を進めて

今はもう10時。

なりゆきっていうか、ついでっていうか、

ちょっと分かんないけど 蛍のLINEをみんなゲットしました。

万が一のため。(なんもないと思うけど)

そろそろ起きてもいい時間だと思うけど

そらるさんは起きません。

困ったもんだね

ちゃん、ちゃん....!

終わり。

投稿が遅かったにも関わらず、

意味不明な回をつくってしまったこと。

お詫び申し上げます。

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