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わたしの方が先に好きだったのに。

もうちょっと早かったらよかった、?

森本慎太郎

ね〜、〇〇見て!

〇〇

はいはい、なになに?

森本慎太郎

この子!

〇〇

ん、、?

彼から見せられたのは、

彼と、彼の隣で笑ってる女性が写っていた。

言われなくてもわかる、これはきっと 彼の彼女さんだってこと。

森本慎太郎

俺の彼女、ちょー可愛いだろ笑

森本慎太郎

今度引っ越す予定の家で同棲すんだよね笑

〇〇

.......へぇ、そうなんだ

森本慎太郎

なんだよ笑 反応薄いな笑

慎太郎はわかってないよ。

〇〇の友達ちゃん

同棲かぁ〜、

〇〇の友達ちゃん

早く告白しろって言ったのに

〇〇

言ってたけど.....私の事見てくれてなかったもん。

〇〇の友達ちゃん

馬鹿だな、〇〇。

〇〇の友達ちゃん

言ってればもしかしたら、、

〇〇の友達ちゃん

なにか変わってたかもしんないじゃん。

〇〇

んん.......。

慎太郎とは幼馴染で、私の初恋の人。

でも慎太郎は、女遊びが酷くて。 「俺は多分、まだまだ愛せる人 来ねぇな」

なんて言ってたのに、同棲か.......。

〇〇の友達ちゃん

だって、慎太郎は結婚も考えてるんでしょ?

〇〇

多分、?

〇〇の友達ちゃん

だってあんなに女遊びしてた慎太郎がさ
同棲なんて、

〇〇の友達ちゃん

結婚考えてんじゃん。

〇〇

そうだよね....

〇〇

私さ、慎太郎はどっかで私を見てくれてるんじゃないかなー?って勘違いしてさ。

〇〇

でも現実はそうじゃなくて、

〇〇

慎太郎はもう、前を見てるんだもんね。

〇〇の友達ちゃん

〇〇......

〇〇の友達ちゃん

諦めるな!

〇〇

私だって、、諦めたくないよ.....

〇〇

....だけど、慎太郎の隣に私はいないんだよ。

〇〇

あーあ.....言われた通りに告白してればよかったな。

ガチャ

森本慎太郎

あっ!〇〇!来てくれたの笑

〇〇

そりゃね笑 手伝いに来てやったよ

森本慎太郎

ありがとうございまっす

〇〇

うっわ〜来るの遅かったタイプ?

森本慎太郎

ちょっとだから大丈夫だよ笑

森本慎太郎

あっ、写真とかまだ入れてないからお願いしてもいい?

〇〇

りょーかい。

〇〇

うわぁお、、やっぱりか.......笑

慎太郎の部屋に入ると、いつも通りに 布団が綺麗に畳まれてなくて 服が脱ぎっぱに。

〇〇

も〜、慎太郎は変わんないな....笑

なんて言いながら私は、 布団を綺麗にするのと服を畳んであげる

〇〇

.......もう服畳んであげることも出来ないんだよね。

〇〇

やっぱり、遅すぎたな.......。

〇〇

よしっ、写真写真っと。

慎太郎の引き出しから写真を取り出して ダンボールに包んでいると 懐かしい写真がでてきた。

〇〇

あっ、海の公園のやつだ。

そう。慎太郎と私が初めて親に隠れて 行った公園。

〇〇

懐かしいな、、

〇〇

おっ、慎太郎またふざけてる笑

ページをめくりながら、昔のことを 振り返っていた時

森本慎太郎

なにしてんの?笑

部屋に入ってきた慎太郎。

〇〇

これ? 初めて親に隠して行った公園
懐かしいな〜って笑

森本慎太郎

ほんとだ笑 懐かしいね笑

森本慎太郎

あれでしょ?俺が無理に〇〇のこと公園まで手引っ張って連れてったやつ笑

〇〇

そうそう笑 あの時本当に、お母さんに怒られるの怖かったんだから笑

森本慎太郎

いやいやそれはごめんよ笑

昔話をしていた時は、すごく 幸せな時間だなってまた思ってしまった

〇〇

っよし、しまうか。

二人の写真を包もうとしたら 慎太郎に手を掴まれた。

森本慎太郎

ちょっと待って、これはこっちじゃないよ笑

〇〇

え?どこだよ笑

森本慎太郎

この写真は〇〇と2人の大事な写真だから。

また、好きでもないのにそんなセリフを言われてしまう。

〇〇

.......そうなんだ。

〇〇

はい、

慎太郎に写真を渡した。

写真をじっくり見る慎太郎

〇〇

どーしたの笑

森本慎太郎

いや、また遊びに行きたいなって笑

〇〇

....無理だよ笑 こんな大人二人が笑

そんなことを言う私だけど、 本当は行きたいと思っている私。

森本慎太郎

だよな?行ったら怒られちゃう笑

〇〇

そうだわ笑

そう言ってまた作業をすすめる。

〇〇

よしっ、これで最後。

森本慎太郎

ありがとう〇〇

〇〇

.......全然だよ、、

森本慎太郎

え、どうしたの笑

森本慎太郎

そんな悲しい顔しちゃって笑

〇〇

いやっ、、ただ本当に同棲しちゃうんだってさ.......笑

森本慎太郎

なになに!俺がいなくなるから寂しいって!笑

ふざけてそんなことを言ってくる彼だけど、私は素直に''うん''っと頷いてしまった。

森本慎太郎

え? 寂しいの?笑

〇〇

うん、寂しいよ笑

森本慎太郎

なんだよ〜、寂しいなら家こいよ

〇〇

いかないよ。

何故か少し強く言ってしまった。

森本慎太郎

え、、どうしたの、〇〇

いつも通りに近ずいてくる慎太郎を 引っ張って、キスをしてしまった。

森本慎太郎

..........え

〇〇

.......ばか、慎ちゃんのばか。

涙目で「ばか」と俺に言ってきた。 それと、〇〇は悲しい時

俺のこと、「慎ちゃん」って呼ぶんだ。

森本慎太郎

ねぇ、、〇〇。

〇〇

.......ごめんっ

そう言って彼女は俺の部屋から走って出ていった。

俺は彼女を追いかけた。

良かった。捕まえられた。

森本慎太郎

ちょっと待ってよ、

〇〇

.......なに、ごめんって、。

森本慎太郎

逃げないで。

〇〇

.......わかった。

素直に俺のことを聞いてくれる。

森本慎太郎

〇〇、、

〇〇

.......なに

森本慎太郎

ごめんな。

森本慎太郎

俺、気づいてやれなくて。

〇〇

.......謝んないでよ、、

〇〇

私が悪いんだから、

森本慎太郎

苦しかっただろ、それなのに俺....

森本慎太郎

ずっと××の事ばっかり話してて。

森本慎太郎

ずっと〇〇の隣にいたのに

〇〇

.......やめてよ、

森本慎太郎

一人のやつを好きになることまで

森本慎太郎

〇〇に教えてもらったのに。

〇〇

.......。

森本慎太郎

〇〇、

森本慎太郎

こんな俺の事好きになってくれて

森本慎太郎

ありがとう。

そうだよ。私が教えてあげたんだから。 でもその教えは、私のためだったのに 違う方向に進んでっちゃった。

でも私は、意気地無しだから 告白する勇気なんか怖くてでなかった。

ずっと胸に秘めたまま、 苦しんでた。

〇〇

本当にっ、、ごめん、

〇〇

キスなんてしちゃって、、

森本慎太郎

....大丈夫だよ。 俺が悪かったし、

森本慎太郎

許してあげるよ。

森本慎太郎

〇〇、おいで?

そう言って私は彼の胸に飛び込んだ。

〇〇

.......ごめん、慎ちゃん、、

彼の温もりが暖かすぎて、 涙が出てきてしまった。

でもこの温もりはこれで最後。

森本慎太郎

ごめんな、〇〇.......

〇〇

慎ちゃんのこと困らせちゃうけど、

〇〇

私の方が先に、ずっと慎ちゃんのこと

〇〇

大好きだったのに......(泣)

〇〇

私のこと、、置いてかないでよ......(泣)

森本慎太郎

〇〇.......ほんっとごめん、、、

ずっと慎ちゃんにくっ付いたまま 泣いてることは出来ないから

私は慎ちゃんから離れた。 でも、私が思ってたことは全部彼に 伝えられた。

〇〇

....ごめんね、いい歳こいた大人が、

〇〇

泣きじゃくって.......

森本慎太郎

ううん、、俺もごめん。

〇〇

慎ちゃん.......

思わず〇〇の涙を見てしまったら 自分も泣きそうで、後ろを向いてしまった。

〇〇

ねぇ、、慎ちゃん.......

彼女の方も見なくてもわかる。 泣きながら俺の名前を必死に呼んでる。

〇〇

慎ちゃん、、

俺はその合図とともに振り向いた。

〇〇

今までありがとう、、

そう言って正面から抱きついてきた。

〇〇

幸せになるんだよ..........

そう言って彼女は、俺から離れた。

森本慎太郎

ありがとう、〇〇

〇〇

.....ううん、じゃあね、、

彼女は靴を履いてドアを開けた。

森本慎太郎

〇〇

〇〇

....なに?

森本慎太郎

.....その、

〇〇

大丈夫だよ、私は

〇〇

平気だから、安心して、。

森本慎太郎

もう、会わないとかある.......?

〇〇

.......ふふ、どうだろうね、

多分私は、会わない。

きっと会うことはないよ。 だって、会っちゃったら気持ちが溢れかえっちゃうもん。

ねぇ、慎ちゃん。

私が告白してれば、未来は変わってた?

.......きっと、変わってるよね。

そう信じてるね。

〇〇

ばいばい。

がちゃ

〇〇

さよなら、私の初恋。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

フォロー失礼します! 泣きそうになりました!

ユーザー

フォロー失礼します! 物語読ませていただきました!表現とか書き方とかすごい最高です✨ もしよければなんですが、お話しませんか?

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