雨花の上には、貴方がいた。

雨花の上には、貴方がいた。

早朝の朝

俺は散歩をするのが好きだ。

昔、友達と良く行ってた

朝早くから公園に行って、そこで手紙を書いて

それを明日ポストに入れる

それをその子とやっていた

でも、″その子″が誰だったかはもう覚えてない

そんなことを考えながら傘を差す

早朝の朝は年中とはず少し肌寒い、それに加えて雨が降っている

雨のつぶが俺の手にピトッ…っと浸透する

今は12月下旬

…だから尚更寒い季節だろう

俺が行ったのは昔よく行っていた公園だ

朝早くからこんなところまで来て…

あれは小一…今は早く感じるけど

小一には少し遠い所だ

俺は昔手紙を書いてた机を手でなぞりながら笑ってた

誰と手紙を書いてたのか

誰と遊んでいたのか

何度も何度も思い出そうとする

そう、俺は何度も思い出そうとするたび

頭が強く痛む

だから、途中で諦めてしまう

俺は遠目の木下に、一つの花があった

俺は近づいてじーっと見る

じゃなきゃ分からないものもあるのだから

レインリリーと発覚した俺は

3歳かのように喜ぶ

もういい年頃で18歳の高校生が何やってんだか……

何故不思議に思ったか

一つだけぽんと咲いていたから？

あまり見ない花だから？

…″色が深い緑だから？″

俺が見たのは奥に沢山のレインリリーが咲いていた

まだオレンジ色が少し空にかかった頃

少し光がかかったのもあって

俺はあまりの綺麗さに見惚れてしまった

そこには沢山のレインリリーの花があった

色もカラフル

…グスッｯ……ﾎﾟﾛｯ

____ちゃん…ｯ__よｯ……ﾎﾟﾛｯ

俺はこの時行かないと…

″後悔する″っと無性に思った

俺が見た子は何故か″見たことがある″と思った

髪の毛は深い緑に黒のメッシュ

目は深い赤色……綺麗な瞳だ…

何故か君は俺の事を知ってるかのように問いかけてくる……

俺が見たのは一人寂しく…黄色に輝いてるレインリリーを見た

そこで思い出した。

あっちに緑色のレインリリー……

絶対…寂しいよね…ｯ

俺が隣に置いてあげないと…っ！

数分後

空が青く光り出した…雨もちょっとずつ……止んできた

少し青く光るすちくんを見て……

綺麗だなって思ったのは内緒…笑

そう言って俺たちは解散をした