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ゆいちー

(ヤ、ヤバい…うちはただ魔法の紙に描いた絵を実体化できることしかできない雑魚だ…)

ゆいちー

(でも、絶対に負けたくないという謎のプライドが生み出されていっている…なぜだ)

ゆいちー

(まぁ、自然なことか…)

ゆいちーの横に一個の黒い氷が通り過ぎる

ゆいちー

ッ…⁉︎

亥木霞

何考え事してんのさ

亥木霞

今はこっちに集中してよ

ゆいちー

そ、そうだった…

ゆいちー

ってヤベェ!!魔法の紙とペンがねぇじゃんかよー!!

ゆいちー

これじゃあ攻撃が…

亥木霞

あれ…その紙は…

ゆいちー

ってこれだ!!

亥木霞

はっ…しまった…余計なことを言ってしまった…

ゆいちー

(やっぱりここ電脳世界だからうちは無力かとずっと思っていたけど、ちゃんとうちも攻撃できるように紙もペンも用意されてやがる…なんて優しい電脳世界なんだ…)

亥木霞

その紙…普通とは違うね

ゆいちー

へっ…

ゆいちー

ったりめーだ!!

ゆいちー

だって、うちの能力は『魔法の紙に描いたものを実体化できる』能力だ!!

ゆいちーが描いたゴミの兵隊たちが亥木を襲う

ゆいちー

行け!!我が兵士達よ!!

ゆいちー

ただのゴミでできたガラクタかと思った瞬間、負けだ

ゆいちー

そいつらはしっかり攻撃能力も持ち合わせている!!

亥木霞

ふーん…結構厄介な存在なんだね…

亥木霞

おっと…もう囲まれている…これは大ピンチだ〜…

ゆいちー

ガッハッハ!!終わりだ、亥木霞!!

ゆいちー

(あれ…?うちってこんなキャラだったっけ…?)

亥木霞

でも残念、ピンチな時は敵を…

凍らせちゃえばいいのさ

ゆいちー

はっ…!?

亥木が兵隊達を黒い氷で凍らせる

ゆいちー

兵隊が…凍った…!?

亥木霞

私の能力は黒い氷を操ること

亥木霞

しかも、残念

亥木霞

その氷は私の許可なしじゃあ絶対に溶けない

亥木霞

どんな状況になっても…絶対にね

ゆいちー

(くっ…強い能力だ…一度でもこの氷に当たったら…そのまま凍らされちゃう…)

ゆいちー

へっ…ヤバいぜ…

亥木霞

さぁ、一対一の地獄のドッジアイスを始めようか

亥木が投げる黒い氷をゆいちーがかわし続ける

ゆいちー

危ねぇっ!!

ゆいちー

うぉっ…上は反則だろ…

亥木霞

そんなルールはない

亥木霞

いつ説明した?

ゆいちー

(あれ待ってよ…?)

ゆいちー

(うちって意外と避けるの得意じゃね!?)

ゆいちー

(まぁ、そりゃあそうか、ドッジボールで生き残って全然当たらなかったあのゆいちーだもんな(?)

ゆいちー

(だけど、このまま避けてばっかりだと何もできない…)

ゆいちー

(…!!そうだ、絵を描こう…!!)

亥木霞

(ぜ、全然当たらない…手強い相手だな…)

亥木霞

(自分のことを謙遜しているくせに…避けるのだけはすごく上手い…)

亥木霞

(しかも、絵まで描き始めたよ…どれだけの余裕を持っているのか…)

ゆいちー

描けた!!

ゆいちー

もう疲れたでしょ?ずっと氷を出し続けてさ

亥木霞

はぁ…はぁ…

ゆいちー

今度こそ、あんたの負けだよ!!

ゆいちー

行け!!ドラゴン・フレイム!!

ゆいちーが自分で描いた炎のドラゴンを召喚する

亥木霞

まずい…!!氷を…

って思っても時はすでに遅し

亥木は強大なダメージを受けてしまった

ゆいちー

あれ…?倒しちまった…!?

勝者、ゆいちー

次、えりぴーvs蒼衣イウ

えりぴー

(まぁ…最近ちょーっとストレス溜まってたし…ここで発散してもらうよ!!)

えりぴー

シャー!!

えりぴー

(アタシのこの自慢の爪で…)

えりぴーが蒼衣を長い爪で引っ掻いた

蒼衣イウ

痛っ…

えりぴーが飛び蹴りを喰らわせる

蒼衣イウ

ウグッ…

えりぴー

トドメを…!!

蒼衣イウ

いや、まだえりちゃんの勝ちじゃないよ

えりぴー

はぁ…?

えりぴーが感電する

えりぴー

ギャァァァァ!!!!!!

えりぴー

はぁ…はぁ…

えりぴー

(今のって…電気!?)

えりぴー

まさか…電気属性だってっていうの!?

蒼衣イウ

そう、アタシは実は電気属性なの!!

蒼衣イウ

髪も目も青だから、水属性と間違われるんだけど…本当は電気なんだぁ!!

またえりぴーが感電する

えりぴー

イヤァァァァ!!!!

えりぴー

はぁ…はぁ…

えりぴー

(電気能力は、物理攻撃じゃどうにもならない能力…すごく厄介だな…)

えりぴー

(でも、絶対に負けたくない!!)

えりぴー

(うちの闘争心が燃えて燃えて服まで焼いちゃうよ!!)

えりぴー

(でも、可能な限り、攻撃し続ける!!)

えりぴーが膝蹴りを喰らわせる

えりぴーが飛び蹴りを喰らわせる

蒼衣がえりぴーを感電させる

また蒼衣が感電させる

また…また…

えりぴー

ゼェ…ゼェ…ハァ…ハァ…

蒼衣イウ

えりちゃん、もう疲れたんじゃない?

蒼衣イウ

無理しないで、ここで降参しなよ!

えりぴー

絶対いや…

蒼衣イウ

え…?なぁーに?

えりぴー

絶対嫌ぁぁぁ!!!!!!!

蒼衣イウ

うぇっ!?

突然えりぴーが覚醒し、猫の本能剥き出しになった

えりぴー

ニャァァァ!!!!!!

えりぴーが襲いかかる

蒼衣イウ

でも、こんなの電気で…

電撃を発生させたが、えりぴーが爪で電気を引っ掻いて切った

蒼衣イウ

えぇ!?

蒼衣イウ

(えりちゃん…電気を爪で切るなんて…物理的に考えておかしいよ!!)

蒼衣イウ

(でも…ここは電脳世界…非現実的なこともあり得るのかも…)

蒼衣イウ

(でも、だからと言ってアタシだって負けたくないんだから!!)

しばらく乱闘…

数分後…

蒼衣イウ

はぁ…はぁ…

蒼衣イウ

(強い…理性を失った、野生動物みたいな勢い…)

えりぴーが猫パンチを喰らわせる

蒼衣イウ

ガハッ…

蒼衣イウ

強いね…

えりぴー

…あれっ!?うち何してたんだっけ…?

勝者、えりぴー

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