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#イラスト
飴玉
2,482
あんぱんまん
65
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我ながら、めちゃくちゃカッコいいセリフが決まったと思った。
額に汗を浮かべ、腰の剣を引き抜き、俺の背中にいるはずの主、この国の第一王子であるゆあんくんを庇うようにして構える。
……目の前にいるのは、ただの迷い込んできた小さくて白い、もふもふのウサギなんだけど。
🐔𓌉𓇋 ̖́-
後ろから、緊張感のひとかけらもない、のんびりとした声が降ってくる。
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言われて手元を見ると、刃の鋭い方が完全に自分の方を向いていた
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慌てて持ち直そうとした瞬間、手が滑って、愛用の長剣が盛大な音を立てて地面に転がった
ガシャーーーン!!という情けない金属音が、静かな中庭に響き渡る。
その音に驚いたウサギは、ぴょんぴょんと軽快に草むらの向こうへと逃げていってしまった。
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🐔𓌉𓇋 ̖́-
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振り返ると、ゆあん王子が豪華なベンチに腰掛けたまま、
クスクスと楽しそうに肩を揺らしていた。
綺麗な黒色の髪をなびかせて、お気に入りの本を片手に、まるで面白いお芝居でも観ているかのようなお気楽な笑顔。
……うう、王子としての気品は完璧なのに、笑い方がちょっと意地悪だ。
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俺は真っ赤になって地面の剣を拾い上げ、泥を払った。
これでも一応、厳しい訓練を乗り越えて(結構ギリギリだったけど)、王子の専属護衛騎士に任命されたのだ。
いつも余裕たっぷりで、ちょっと危なっかしいところがあるゆあん王子を、俺が立派に守ってカッコいいところを見せたい。
その気持ちだけは、城の誰よりも強い自信がある。ある、んだけど……。
🐔𓌉𓇋 ̖́-
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ゆあん王子は本を閉じると、ふっと目を細めて俺を見た。
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図星をつかれて、がっくりと肩を落とす。
だめだめなのは自分でも分かっている。
今日も訓練で先輩騎士にボコボコにされたばかりだし、さっきはウサギ相手に剣を落とした。
だけど、落ち込む俺の頭に、ぽん、と軽い衝撃が走った。
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見上げると、いつの間にか近づいてきていたゆあん王子が、俺の頭を優しく、
でも子供をあやすように雑にぽんぽんと叩いていた。
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そう言って、ゆあん王子はさっさと前を歩き出してしまう。
その後ろ姿を追いかけながら、俺は
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と、小さな拳をギュッと握りしめたのだった。
い ぇ ー い
新連載 です!
こういうね関係大大大好き !
ෆはどんぐらいにしよう !
書けたら 投稿するね❤︎
ずっと気になってるんだけど文字の大きさどれがいい?
あ
あ
あ
あ
コメント
2件
ドジっ子jpさん可愛すぎるっ!!次の話も楽しみにしてます!頑張ってください!
はなさん、第1話読みました! もう最高です、この主従関係……! 騎士の方が凛々しいセリフを決めた直後に剣を逆持ちしてたの、それでウサギに逃げられる展開、完全にやられました(笑)。ゆあん王子の「見てて飽きない」という距離感、クセになりますね。じゃぱぱの一生懸命さと王子の余裕の対比がすごく心地いいです。 この先、どんなふうにじゃぱぱが成長して王子を守る姿を見せてくれるのか、すごく楽しみです!