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ハリソン
見た感じ、これは切り傷だな
ハリソン
誰かにやられたのか？
アヤル
HAHAHAまさかそんなわけ
ハリソン
これも嘘だな
リアム
だから言ったでしょ、ハリソンには嘘は通用しないって
アヤル
ぐぬぬ……………
ｶﾞﾁｬｯ(扉が開く音)
ロジャー
来たぞ
ロジャー
さて、じゃあ針取ろうか
2分後
ロジャー
よし、これでもう大丈夫だ
ロジャー
手足の痺れとかないか？
アヤル
はい……
ロジャー
なら良かった
ロジャー
嬢ちゃん、そろそろ家に帰った方がいいと思うぜ
アヤル
………………………………………。
ロジャー
布団にくるまってないで、出たらどうだ？
ロジャー
自分で布団取らないなら、俺が取るぞ
ﾊﾞｻｯ(布団めくる)
アヤル
あっ…………
ロジャー
……………え……
ジュード
何や、この傷…………ありすぎやろ………
リアム
最初に気づいたのはウィリアムだよ。俺も言われるまでは全然気づかなかった
リアム
何でこんなに傷が出来たのか聞いてみたけど……「転んで出来ただけ」って一点張りで……
リアム
ハリソンに嘘かどうか確かめさせたら、嘘だって………
ロジャー
嬢ちゃん、この傷はどうした？聞かせてくれ
アヤル
………………………………。
ジュード
黙っとっても、何も話進まへんのやけど
ジュード
さっさと話せ、ガキ
リアム
ちょっ……ジュード、相手女の子だよ。もう少し言葉遣いには気を付けて……
リアム
ゆっくりで大丈夫だから、話してくれない？
アヤル
……………………………………ヤダ…
リアム
イヤなの……？
ハリソン
話したくねぇってのはホントらしいな
ウィリアム
…………だが、これだけ傷があるのに、このまま帰すのは危険じゃないか？
リアム
？それはどうして？
ウィリアム
この駒鳥の家族友達から、何らかの暴力を受けているとしたら……？
アヤル
……??!!
リアム
あっ……また暴力受けちゃう……
リアム
確かに、そうだとしたら凄く危険だね……
リアム
じゃあ、どうしよっか………
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