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数十分後・・・大事故で車に轢かれた人たちが、全員近くの病院へと分かれて搬送されて行った。

そして順番に処置がされていた。

大ちゃんたちは、事故があったという交差点にテレビを見て向かっていってくれたけれど・・・・、病院に搬送されたとみっちーから連絡を受けて・・・

西畑大吾

はっすん!みっちー!!

道枝駿佑

大吾くん・・・

はっすんはいると思っていたけど、

西畑大吾

あれ?はっすんと、丈くんは?

いたのはみっちーだけだった。

道枝駿佑

丈くんはいま処置されてます・・・・たぶん、手術室・・・・ぐすっ・・

みっちーは泣いていたみたいだ。

西畑大吾

はっすんはどうした?・・・・みっちー・・・その血・・・

みっちーの服は血だらけやった・・・。まさか・・・

道枝駿佑

ぐすっ・・・実は大橋くんも・・・

西畑大吾

・・・・!?何があったんや?話せる程度でええから聞かせてくれるか?

みっちーを座らせ、せなかをさすってあげた。

道枝駿佑

ぐすっ( ̄^ ̄゜)大橋くん・・・・話せていたんやけど・・・・途中から息、苦しそうにしだして・・・・ぐすっ
血を吐いて・・・意識失っちゃって・・・・一緒に搬送されて・・・

西畑大吾

えっ・・・・

ってことはまさかあの時頭打ってて、気丈に振舞っていたけど・・・実は・・・ってやつか?

⤴頭冴えすぎてません?

それを目の当たりにしたみっちーはちょっとまいってしもとるんや・・・。

西畑大吾

そっか、みっちー・・・ありがとうな?そばにいてくれて・・・・話してくれてありがとうな?辛かったやろ・・・・ ?

道枝駿佑

・・・・・こくん・・・・(。•́ωก̀。)…グス

西畑大吾

・・・・・・泣いていいで?

道枝駿佑

・・・・・

俺はしばらくみっちーのことを抱きしめていた。

こういうとき、大ちゃんは冷静やから凄いんよね。

頼りになるんやよね・・・・。

しばらくして目を覚ました大橋くんは、やはりコケた拍子に頭を打っていたらしく、気丈に振舞おうとしていたため気付きにくかったのだろう。と言うことだったが、幸い額の擦り傷で済んだらしい。

ふたりで大橋くんの様子を見に行くと・・・

目覚めてすぐ動こうとしていて・・・

大橋和也

丈くんのところ、行かせて?

道枝駿佑

あっ!!大橋和也くんダメですよ、まだ点滴終わってないし・・・

西畑大吾

はっすん・・・

大橋和也

大ちゃん・・・

大橋くんは、大ちゃんに倒れ込むように抱きついて行った。

西畑大吾

・・・・はっすん、よう耐えたな・・・・けどあんまり動いたらあかんで?

大橋和也

俺は大丈夫や・・・、でも、丈くんが・・ 俺を助けたせいで・・・😭😭

大ちゃんの顔を見たら安心して更に涙が止まらんくなった。

西畑大吾

いま、手術中なんやてな。めっちゃ酷い事故やったって、ニュースになってたわ

道枝駿佑

・・・・ ・

西畑大吾

・・・・・とりあえず、こうしとき・・・。怪我しとるんやし・・・安静にしとらなあかんやろ?

大ちゃんは俺を抱きしめてくれていた。

するとそこに、後で連絡を受けたメンバーが駆けつけて・・・

大西流星

大橋くん・・・、大ちゃん・・・みっちー・・・

西畑大吾

よぉ、頑張った・・・大丈夫やから

大橋和也

・・・・😭😭😭😭😭😭

大ちゃんは泣きじゃくっている大橋くんを抱きしめていて・・・

大西流星

・・・(いつものハグと違うんやから・・・。嫉妬してる場合やない)

道枝駿佑

えっ?なんか言いました?

大西流星

な、なんでもない・・丈くんは?

道枝駿佑

それがまだ、手術中で・・・

大西流星

・・・・・

高橋恭平

・・・・・

長尾謙杜

・・・・・

誰かひとりでも冷静にならないと・・・・

みんなそう思っていた。

高橋恭平

・・・・大橋くん、大丈夫ですか?

大橋和也

俺は大丈夫。みんな、心配してくれてありがとう・・・

長尾謙杜

・・・・

道枝駿佑

僕、あの交差点の近くで撮影してたんです。けど、ものすごいスピード違反の車がいてなんかヤバいなぁって、そしたら、なんかすっごい音がして・・・・

大橋和也

・・・・・

高橋恭平

・・・・

長尾謙杜

・・・・いつも通りみんな過ごしていただけやのにね・・・

道枝駿佑

その音の後、人がすごく集まってるなーって言いながら移動していたんですが・・パニック状態だったから、撮影は中止になってしまって・・・

西畑大吾

そうやったんや

道枝駿佑

人混みが気になって来てみたら血だらけの丈くんと必死で呼びかけてる大橋くんがいて・・

大橋和也

・・・・・

西畑大吾

はっすんはただ横断歩道を渡ろうとしていただけやのにな・・・・

道枝駿佑

でも、丈くんがなんでいたんだろう・・・

西畑大吾

・・・・・それはきっと・・・

藤原丈一郎

たまたま通りかかったから

丈くんからそんな答えが返ってきそうやった。

はっすんは会話に入ろうとせず俯いていた、

それどころやないみたいやからな。

自分を助けたせいで丈くんが、大怪我をしたとずっと責めとるから。

大橋和也

・・・・・

みんなの会話には入れやんかった。

藤原丈一郎

危ない、和也!

そういうてくれる前まで俺は丈くんのことを考えていたんやで?

大橋和也

・・・・丈くん!!

藤原丈一郎

よかった・・・

何がよかったや!全然よくない!!

なんでそんなところにおるん?

なんで俺を助けたん?

なんで俺は助かったん?

大橋和也

・・・・・ハァハァ

俺は大ちゃんに

しっかりしろ!

といわれて・・・、救急車を呼んでもらって安心したらなんか力抜けてきて・・・頭がクラクラして・・・、息苦しくもなって・・・・

大橋和也

ゴホッ・・・

俺・・・このまま死ぬんかな?

そう思ったら目の前が真っ暗になって・・・

道枝駿佑

大橋くん!!

いつもの香りと違う香りがして・・・

大橋和也

・・・・・みっちー?

そこにいてくれたのはみっちーで・・・・丈くんは目を瞑ったままやった・・・・。

けど俺が起きた時も、丈くんはまだ手術中で・・・・

道枝駿佑

あっ!大橋くん!!まだ起きたら・・・

大橋和也

行かせて!お願い!

看護師

点滴だけ終わらせてください。死にたいんですか?

と、半分脅しのような事を言われ・・・みんなと合流したんや。

大橋和也

丈くん、お願いや。目を覚まして?

いつもの喧嘩しよ?

そう願っていた。

Timeless Love~なにわ男子BLストーリー~(丈橋編)

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