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慧
及川 徹
あれから既に数ヶ月が経っていた
私達は普通に話す仲になっていて
あの日を境に及川くんとは良好な関係を 保てていると思う
慧
及川 徹
及川 徹
慧
及川 徹
何やかんやでからかいがいのある及川くん
話していると楽しくて時間を忘れてしまいそうになる
でも楽しいで周りが見えなくなるのが1番駄目なケース
この男はクソモテるモテ男だから。
嫉妬という闇に呑まれてはならないのだ
慧
慧
及川 徹
及川 徹
行けるわけない
周りからの視線が痛すぎて耐えられないから
いくら楽しくても面倒事は避けないと
慧
及川 徹
及川 徹
彼はニコニコしながら手を振ってくる
あの隣に簡単に並べるくらい
自分に自信をもてたらいいのに。
そんな事を心の密かに想っていたことは秘密
後ろを振り返ると及川くんの隣には また別の女の子が歩いていた
そんなの私に何も関係ないのに
胸らへんがやけに痛くて苦しかった
慧
数日後
私は体育の日に体操着を忘れて見学をしていた
クラス合同でバスケをしていて今は シュート練習の時間だった
ボーッとシュート練習を眺めていると 横から及川くんが顔を出した
慧
慧
吃驚しすぎて少し荒めに言ってしまった
及川 徹
私の口調なんて気にせず笑顔を向ける及川くん
ほんとに心臓に悪い
慧
慧
及川 徹
及川 徹
慧
及川 徹
私にお願いだなんて一体どんな事をお願いするんだろ
ノート見せてとかそんな感じかな
そんな事を思いながら話を聞いていた
及川 徹
及川 徹
慧
及川 徹
慧
及川 徹
慧
慧
及川 徹
及川 徹
及川 徹
慧
慧
及川 徹
慧
嘘
全部聞こえてる
私の事をデートに誘ってくれようとしてくれるって どういう心境なの及川くん
頭ん中パニック状態だよ
慧
及川 徹
及川 徹
慧
慧
及川 徹
及川くんは拗らせてシュート練に戻って行った
その後ろ姿がやけに可愛らしく微笑んでしまった
男子の試合になると女子が壁によって試合を観戦していた
予想はしていたが及川くん所だけやけに 騒がしく女子の数がえげつない
クソモテ男め
私の前にぞろぞろと人が集まってきて 及川くんの姿を見ることが難しくなった
慧
見学なんて寝てればすぐに終わるのに。
及川くんがあんなこと言うから
私は立ち上がってぴょんぴょん跳ねていた
ギリ試合が見えるくらいだけど 及川くんのシュートが見れれば。
及川くんをずっと見ていると私の視線に気づいたか 及川くんは少し微笑んでいた
それと同時に口パクで何か言っていた
及川 徹
慧
私は一気に顔を赤くさせしゃがみ込んだ
慧
彼の口は空気よりも軽い
だから世の女はすぐこういう奴に騙される
騙される奴なんて相当な馬鹿だと私は思う
でもなんだか最近可笑しい
及川くんの一つ一つの言葉で
心臓が鳴り止まなくて、熱くて
なんなのこれ
もうほんとにむかつく
そんな事を思っているとなんだか周りが 騒がしくなっていた
シュート決めたんだ
見るの忘れちゃった
でもシュート決めたってことは、
慧
まだ行く日も決めていないのに緊張してきて、
鼓動が早くなる一方だった。
数週間が経ち
何やかんやでデートの前日になった。
慧
慧
慧
慧
いつものように適当に服を決めればいいのに
及川くんとデートとなると何だか いつも通りじゃ駄目な気がして。
隣に並べるくらい可愛くないと。
なんで私こんな気持ちになっちゃうんだろ
前の私ならこんな事思わなかったのに
及川くんと出会って 色んな気持ちに振り回されちゃう
慧
私よりも異性に慣れてて
リードしてくれそうな及川くん
こんなのばっか考えて
一人で病んでしまうのが1番面倒くさい
慧
慧
...
嫉妬、?
私が及川くんに嫉妬?
慧
慧
これまでの自分の行動を振り返ると 独占欲丸出しで
周りにバレないようにバレないようにじゃなくて
バレちゃえばいいのにって密かに思ってた自分もいた
慧
慧
慧
気づきたくもないこの気持ちに デートの前日で気づいてしまうなんて
本当に最悪だ
一人でこんな意識して赤くなって
慧
6月3日
私が及川くんに恋をした日
徹を好きになった日だ
隙間風がカーテンを揺らし
その間から見える月の光は
今まで以上に綺麗だった
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