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アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
これは本当だ
縮こまってるつもりはない
おっさんが何故そう思ったのか
俺にはよくわからなかった
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アメリカ
「ん」と言い、おっさんは俺に右手を差し出した
アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
何がしてぇんだよ
そう思いながら、差し出された右手に自身の左手を重ね
…ようとした時
アメリカ
??
アメリカ
??
アメリカ
見てしまった
…
見えてしまった
手首についていた、古い傷
あれは
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アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
今すぐにでも逃げ出したかった
けれど
おっさんが手を握る力は強くて、振り払うには、俺は非力すぎた
アメリカ
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アメリカ
??
アメリカ
完全に墓穴を掘った
折角、やっとの思いで就職できたのに
なのに
なのに…
なのに…!
??
アメリカ
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おっさんは軽く鼻で笑うと
無表情で無言のまま、俺を引っ張って何処かへ向かった
抵抗はできなかった
やって来たのは他より少し汚いトイレ
あまり使われてないトイレらしい
それで…
個室に連れてこられた
※ よい背景がないのでこのまま書かせていただきます
アメリカ
トイレの個室に連れ込まれて、蓋の閉まった便座に座らされた
個室に連れ込まれるのは本能的に怖かった
何か、良くないことをされるんじゃないかって
俺は嘘ついて入社してるから何かあっても俺は非力だ
未成年なのもある
怖くて、動けなかった
アメリカ
心臓が早鐘を打つのがわかる
息も上がって血の気が引く
涙もうっすら滲んでいた
アメリカ
ここに来るまで一言も喋らなかったおっさんは
酷く冷たい目をしていた
怖くて
息が詰まって
俯いて固まることしかできなかった
??
一言
おっさんはそう言った
続けて
??
??
ここで一瞬、おっさんは言うのをためらった
??
少し顔を上げると
ものすごい力で右手首付近の袖を握りしめていた
??
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袖を握りしめる力が、少し強くなった
??
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俺は、…何も言わなかった
??
おっさんは溜め息をつき、怠そうにしたが
袖を掴む力は弱まっていなかった
??
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正直、俺はどう返答するべきか迷った
見てないと言うのが最善だと思った
思った…
のに
アメリカ
どういう訳か俺の口は、勝手に言葉を紡いだ
しばらくの沈黙
そして
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??
アメリカ
間の抜けた声が出た
いつもは、
相手が嫌であろう事を言った時
必ず殴られていた
だから
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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おっさんは少し考える素振りを見せ、
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吐き捨てるようにそう言い
歩き出した
よい背景がないのでこのまま
連れられて来たのはアクセサリーショップ
アメリカ
宝石とか好きなのは意外だ
??
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アメリカ
??
アメリカ
正直これといって好きな色はない
自分の目の色は嫌いだ
あとは、青とピンクと水色黒っぽいのも嫌い
アメリカ
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顔を上げた時、つまらなそうに商品を眺めるおっさんの顔が目に入った
それで
その曇りのない真紅の瞳を綺麗だと思った
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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おっさんは少し悩んだ様だが、いつの間にか会計を済ませていた
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アメリカ
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外に出た所でそう聞かれた
これといって予定はない
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
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アメリカ
アメリカ
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アメリカ
気づいていた
本当は
きっとあの古傷のことなんだろうって
だから
おっさんの家に着いて行くのが怖かった
第.3話 見えてしまった。
コメント
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尊いっ...!_:( _* ́ཫ`):_グハァ
続き待ってます!