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隣の家に住んでいるおばあちゃん

おばあちゃんは少し変わってる

変わってるというより…歳をとって少しボケてる

おばあちゃん

あら、恵美ちゃん

恵美

あぁ…おばあちゃん

恵美

こんにちは〜

おばあちゃん

こんにちは〜

恵美

今日は天気がいいですね〜

おばあちゃん

えぇ…

おばあちゃん

あら…傘いらないの??

恵美

もー今日はこんなにいい天気なんですよ〜

おばあちゃん

もう時期梅雨がくるわ…

恵美

梅雨はあと2ヶ月後ですよ〜💦

恵美

しっかりして下さい💦

おばあちゃん

あら〜ついうっかり

これはいつもの事…

正直…おばあちゃんが心配だ

おばあちゃんはおじいさんと住んでる

しかし…おじいさんもおじいさんでもう歳だ

恵美

じゃあ大学へ行くので!!

恵美

気をつけて下さいね

おばあちゃん

ハイハイ、恵美ちゃんも気をつけてね。〜

そして翌日

おばあちゃん

あ。恵美ちゃん

恵美

あ、おばあちゃん

恵美

おはようございます

おばあちゃん

今日は早いのねー

恵美

はい、今日は友達と遊びに行くんです〜

おばあちゃん

あら、若い子はいいわね〜

恵美

……

恵美

おばあちゃん??その腕

おばあちゃん

どうしたのかね…

恵美

腕…怪我…火傷??

おばあちゃん

あぁ…昨日おじいさんにお湯をかけられて

おばあちゃん

熱かったわ〜

恵美

大丈夫なんですか…!?

おばあちゃん

大丈夫よ〜

あんな火傷大丈夫なわけがない… 虐待…??

おばあちゃん

恵美ちゃん…傘は??

恵美

もーだから天気いいじゃないですか

おばあちゃん

あぁそうだった

恵美

もー本当に大丈夫ですか??

恵美

じゃ、行きますね。

私は火傷が1日ずっと気にしてた

私は考えた

恵美

これから、、1日様子を見に行こう……っ

ピンポーン

おばあちゃん

はいはーい

おばあちゃん

恵美ちゃん、、上がって

恵美

ありがとうございます

恵美

朝ごはんは…??

おばあちゃん

まだよ〜

恵美

お邪魔します。

恵美

き、汚い…

おばあちゃん家は荒れていた

ゴミなどが散乱してたのだ

恵美

……

恵美

おばあちゃん…

おばあちゃん

なんだね

恵美

おじいさんは??

おばあちゃん

あ〜寝てるよ

恵美

そうなんですか…

恵美

あの…片付けていいですか?

おばあちゃん

あら、いいのかね

恵美

はい…

恵美

朝ごはん…作るので

おじいさん

おいっ婆さん!!

おじいさん

飯は??まだかね!

ドカッバンッ

恵美

お、おじいさん!!

恵美

何をしてるんですか!

おじいさん

あ?

おばあちゃん

いたた

恵美

大丈夫ですか…

おばあちゃん

大丈夫だよ〜

おばあちゃん

??

おばあちゃん

なんで泣いてるのかね

おばあちゃん

痛い所あるのかね??

恵美

痛い所って…それはおばあちゃんですよ

おばあちゃん

そうなの…

おばあちゃん

おばあちゃんは痛くないよ〜

おばあちゃん

痛いの痛いの飛んで行けーほら

恵美

おばあちゃん…

恵美

朝ごはんは私が作りますね

数分後

恵美

じゃ…もう帰りますね

おばあちゃん

気をつけてね〜

恵美

…ありがとう

恵美

おばあちゃん……どうしよう

私はひたすら考えた

次の日もまた次の日もおばあちゃん家に行ったが おじいさんの行動。おばあちゃんの行動は変わらずだった

もう…自分もどうしたらいいか分からなくなった時

プルルルル

恵美

…??

恵美

はい…もしもし

おばあちゃん

あ〜恵美ちゃん

恵美

どうしたのですか??

おばあちゃん

実は昨夜おじいさんが亡くなったんですよ

恵美

え、?!

おばあちゃん

心臓発作で

恵美

……そんな

おばあちゃん

それだけさ

恵美

それだけ…?

おばあちゃん

あぁ

おばあちゃん

またね

恵美

おばあちゃん……!!

恵美

明日…詳しく教えてくれますか??

おばあちゃん

構わんよ

おばあちゃん

あ〜恵美ちゃん

恵美

おばあちゃん。

恵美

おじいさんいなくて…寂しくないですか

おばあちゃん

寂しい??なんでだね笑

恵美

……おばあちゃん

おばあちゃんは相変わらずボケ気味だった

いくら暴力振られても長年一緒に生きてたもんね……

恵美

私がサポートしなきゃ……

そして数日後

恵美

おばあちゃん…!!

おばあちゃん

あ、恵美ちゃん

恵美

そう言えば…おじいさんなんで

おばあちゃん

あぁ実は

おじいさんが亡くなるその夜の事

おじいさん

おばあさんや

おじいさん

胸が変な感じする…苦しい

おじいさん

起きてくれ……!

おばあちゃん

おじいさん……どうしたのかね

おじいさん

苦しいんだ……!救急車を

おばあちゃん

も〜おじいさんもう病院はしまってますよ

おじいさん

何を言うとる

おばあちゃん

いいですか?

おばあちゃん

おじいさんはいつも朝に薬を貰いに行くでしょう

おばあちゃん

夜にもらったことあるかい?!

おばあちゃん

ないだろ

おじいさん

救急車は……っ空いてる

おばあちゃん

じゃあショッピングは夜閉まっとる
という事は病院もしまってるんだ

おじいさん

も、もういい

おじいさん

自分で……っ

バタッ

おばあちゃん

やっと言う事が分かったかい

おばあちゃん

明日の朝呼びましょうね

おばあちゃん

クックク

おばあちゃん

クックク

恵美

ちゃん!

おばあちゃん

……あ

恵美

おばあちゃん!

恵美

なんで笑ってるの……

おばあちゃん

あぁ何も

正直…ポカンとした

何も出来なかった自分が惨めに感じた

そこから数日後

恵美

おはようございます〜!

私は…おじいさんの話題はもう終わらせ またいつもの日々が戻った

おばあちゃん

あらおはよー

恵美

傘は…いりませんよ笑

おばあちゃん

何を言ってるんだ笑

おばあちゃん

まだ梅雨じゃない

恵美

えぇ…いつもおばあちゃん言ってるじゃない笑

おばあちゃん

まさか〜私はもういい歳してるから

おばあちゃん

いつも脳の体操をしてるよー

恵美

え。

恵美

おばあちゃん……失礼だけど

恵美

いつもボケ気味だったじゃない

おばあちゃん

あぁ。『嘘』だよ〜

恵美

嘘…?

おばあちゃん

あぁ…やっと恨みが晴れた

恵美

おばあちゃん……

おばあちゃん

心配掛けてごめんね〜

おばあちゃん

もう…平気よ

恵美

……嘘…

おばあちゃん

じゃ、部屋を片付けなきゃ

おばあちゃん

またね〜

『嘘』か……

復讐をしてたんだ…やっと理解した

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