「ありがとう。」
そういうと、君は優しく笑う。
......まただ。
ギュッと胸が締め付けられる。
「恋」
そんなの分かってるよ。
いや。私が一番よく分かってるよ。
でもさ、嫌だよ。
いつもたくさんの人に囲まれててさ。
他の人からの印象も悪い私が。
「大好きだよ?」
ダメだ。また届かない。
心の中でこだましてるのが分かるよ。
「...さん」
「彩さん」
「彩さん!」
後輩の私を呼ぶ声。
「ボーっとしてたので...」
私はハッと思い出した。
走り出した。
着いたのは思い出の場所。
「白石公園」
数年前、目が覚めると1人で突っ立っていた。
あそこにはもう1人居た。
思い出したよ?
゛白石 琉゛
この公園の名前は、その人の名前に沿って
付けた名前。
やっと思い出したよ?
りっくん。
??
??
??
??
コメント
5件
あーなんってすごいよな←語彙力