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中村悠哉
悠哉は電車に乗り込むとすぐにネクタイを解いた。
大須賀さくら
中村悠哉
大須賀さくら
さくらがふふっと笑うと悠哉も笑い返す。
中村悠哉
大須賀さくら
中村悠哉
二人はそのまま一緒に駅に着き一緒に歩いていた。
大須賀さくら
中村悠哉
さくらは連絡先を交換しながら言った。
大須賀さくら
中村悠哉
さくらは悠哉と別れ家に着いた。
大須賀さくら
さくらはスマホを開いて投稿する。
大須賀さくら
すると割とすぐにリプライが来た。
零
大須賀さくら
すぐにさくらは返信してスマホをぎゅっと握った。 さくらは大学2年生の冬からずっと好きな人がいる。それが零だ。そんなに背が高いわけではないけれど、細くて顔が綺麗で趣味が合って甘党。同い年で就活の話もよくしていた。零とライブで出会って仲良くなってからさくらはずっと恋をしている。さくらは何度もスマホを見つめ返す。 零の本名は三神優希。さくらもそこでは「さく」と名乗っている。お互い個人の連絡先も交換しているので本名も知っているのだがお互い「零さん」「さくさん」と呼んでいるし、呼ばれている。5月のライブ以降会っていないが、さくらは零からそんな返信が来るだけで満足だった。 さくらが満足感に浸っていると、悠哉から連絡が来た。
中村悠哉
中村悠哉
中村悠哉
大須賀さくら
中村悠哉
大須賀さくら
次の日さくらが授業から帰ろうとすると同級生から声をかけられた。
あかり
大須賀さくら
あかり
さくらの周りがざわつく。
大須賀さくら
凛
大須賀さくら
あかり
凛
大須賀さくら
さくらは教材を片付けて同級生に別れを告げて教室を出た。
さくらが教室を出るとスマホの通知音が鳴った。
中村悠哉
大須賀さくら
さくらはそして電車に飛び乗った。すると再び通知のバイブレーションがした。 開くと舞香、森、櫻井、悠哉のグループにさくらは招待されていた。さくらはそっと参加を押した。
大須賀さくら
16時に上野駅に着き、さくらは上野駅をぐるぐるしていた。舞香と連絡を取りながら地図アプリを開いて歩いていたのだがどっちに行ったらいいのか分からなくなってしまった。すると舞香から電話が来た。
大須賀さくら
花里舞香
大須賀さくら
花里舞香
大須賀さくら
舞香に言われた通りに振り向くと逆側の歩道に舞香、森、美雪がいた。
高木美雪
大須賀さくら
花里舞香
大須賀さくら
舞香がスマホをしまう。
花里舞香
高木美雪
森俊之
大須賀さくら
高木美雪
そんな会話をしながら4人で歩いて西郷隆盛の銅像を見たり、写真を撮ったりした。
そしてそのあとに寄った神社でおみくじを見つけた。
花里舞香
大須賀さくら
森俊之
大須賀さくら
少し迷って視線を彷徨わせるとさくらはあるものが目に入った。
大須賀さくら
高木美雪
まず美雪が飛びついたのでさくらもそれに乗っかった。
大須賀さくら
そして、舞花と森は普通のおみくじ、さくらと美雪は恋みくじを引くことにした。
高木美雪
大須賀さくら
おみくじ自体はまずまずの結果だがさくらは内容を読んで行って一気に気持ちが沈んだ。
大須賀さくら
高木美雪
大須賀さくら
高木美雪
大須賀さくら
実際零の投稿には彼女がいるとはっきり明言はしないものの、うっすらと彼女の存在を感じるようなものがときどきあった。さくらは大体それが誰かという検討もついていた。なぜならさくらとスカイツリーに行く予定が零の都合が悪くなって行けなくなったことがあったのだが、結局そのスカイツリーに別日に別の女子と行ったことが判明してしまったからだ。 さくらは死ぬほど嫌だったが彼女でもないのに「私と行くって言ったじゃん！」と言えるわけもなかった。
高木美雪
大須賀さくら
さくらはため息を吐きつつおみくじを結びに行った。
そしてしばらくすると
高木美雪
花里舞香
美雪が駅に向かって行った。
花里舞香
大須賀さくら
その時さくらのスマホが鳴る。
大須賀さくら
花里舞香
森俊之
大須賀さくら
そうしてさくらは返信して舞香、森と一緒に悠哉を待った。
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